[Journey: Log] 夜明け前のハノイ。ロンビエン橋と市場の熱気

夜の市場で、袋詰めされた商品を自転車に高く積み上げて押し歩く、傘を被った人の姿。 2026 Jan Hano, Vietnam
まるで曲芸のような積み荷。生活の知恵と力強さが詰まった光景。

夜が明ける前、この時期のハノイはとても寒い。

それでも、朝は早い。

行き先は、100年以上の歴史があるという「ロンビエン橋」と、その足元に広がる巨大な市場。
まだ少し眠い目をこすりながら、カメラを抱えてあの熱気の中を歩いてきました。

まだ街全体が真っ暗な時間なのに、ロンビエン橋の周辺だけは別世界でした。

オレンジ色の街灯の下、信じられないほどの荷物を積んだ自転車やバイクが、迷路のような路地を次から次へと通り抜けていきます。

夜の市場で、袋詰めされた商品を自転車に高く積み上げて押し歩く、ノンラーを被った人の姿。
まるで曲芸のような積み荷。生活の知恵と力強さが詰まった光景。

「これ、本当に一人で運ぶの?」と思わず足が止まってしまうような積み荷の山。
ハノイの人たちの底力というか、生活のたくましさに圧倒されっぱなしでした。

夜のロンビエン橋を走る自転車のシルエット。オレンジ色の街灯が鉄骨の構造を照らしている。
夜の静寂の中、オレンジ色の光に浮かび上がるロンビエン橋。

市場の中に入ると、さらに空気の密度が濃くなります。
野菜や果物、そしてエビや鶏が並ぶエリア。
タイの市場も見慣れているけれど、並んでいるものの微妙な違いからハノイの食生活が垣間見れるのが面白い。

市場でカゴに盛られた大量の赤唐辛子やライム、生姜を販売する店主たちの様子。
鮮やかな赤と緑。ハノイの台所を支える色彩が、夜の闇に浮かび上がります。
夜の市場。青いバケツに入った大量のエビを数人の作業員が囲んで選別している様子。
夜が明ける前から、市場はエビの荷揚げと競りで熱気に満ちていました。
夜の市場の露店。羽をむしられた状態の鶏が、木製の台の上にずらりと大量に並べられている様子。
街の胃袋を支える食のたくましさ。ずらりと並んだ光景は圧巻の一言。

あちこちで上がる威勢のいい掛け声と、鮮やかな食材の色。
ベトナムの食事がどこから来ているのか、その「源流」を目の当たりにした気がします。
この凄まじいエネルギー、写真で切り取るのはなかなか難しい。

狭い市場の路地に並ぶ野菜の露店の間を、ヘッドライトを点けて通り抜けていくバイクの列。
買い物客の間をバイクが縫うように走る。これぞハノイ、という躍動感。

少しずつ空が白んでくると、ハノイらしい深い霧が街を包み込みました。
鉄骨の大きなロンビエン橋が姿を現します。

霧がかったハノイの街。ロンビエン橋のたもとに密集する市場の通りを、高い位置から見下ろした俯瞰風景。
橋のたもとに広がる迷路のような市場。上から見ると、その密度に圧倒されます。

高い場所から見下ろすと、橋のふもとに密集する市場が霧に溶け込んで、なんだか幻想的。

霧に包まれた朝のロンビエン橋。錆びた鉄骨の上をバイクが走り、歩行者が霧の中に消えていく風景。
霧に包まれたロンビエン橋。少し物悲しくも、どこか美しいハノイの朝です。

錆びついた鉄骨の上を、バイクや人が霧の中へと消えていく。
古い歴史とか、そういう理屈は抜きにして、ただただ「凄いな」と思いながら眺めていました。

たった2時間程度の散歩でしたが、ハノイという街の「胃袋」と「心臓」を同時に見たような、そんな濃い時間でした。
あの時感じた湿った空気や匂い、バイクの音。
どれも、僕にとっての大切なハノイの記憶になりそうです。

さて、そろそろお腹も空いたので、街へ戻って温かい麺でも食べに行こうと思います。

位置情報です。

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