こんにちは。
ブログ更新が滞る日々が続いております。
鍋地蔵です。
先週、セントラル・シラチャの日本祭で写真を展示させていただきました。
特にテーマもなかったので、チョンブリー県内の海中で撮影した小さな生き物の写真を
ちょっと恥ずかしかったです。
大きく印刷する事が初めてでしたが、画面で見るのと印象が大きく違い勉強になりました。
また機会があれば、展示してみたいです。
ダイバーから嫌われてる?チョンブリー県の海で水中撮影
今回の展示では、チョンブリー県のダイビングで見られる生き物の写真を使いました。
サメサンや、パタヤ。
バンコク周辺に住んでいる人にとっては、オープンウォーターやアドバンスなどの講習で潜る事は多いと思います。
そこで出会えるシーンは…
激濁り、緑色の水、サメサンなら激流、そしてガンガゼの森。
あまり良いイメージを持たれてはおらず、嫌われて、避けられている印象もあります。
ですが、ここにハマる人もいます。
主にウミウシやエビなどの小さな生き物を観察したり、写真に収めたりするダイバーです。
マクロというやつです。
今回もそのマクロの世界で遊んできました。
出会えた生物を写真で紹介します。
1本目:ウォンドゥアン
緑の水に砂地が広がっていて、そこに小さな岩が点在するという、なんともつかみどころがないポイントです。
ニュウドウダテハゼ
体長は20センチぐらいある、かなり大きなハゼです。
どこにでもいます。
大体のダイバーには無視されています。
僕もいつも無視してます。
今回、新しいストロボS-220を初めて使ったので、そのテストとしてこのハゼを撮影しました。
よく見えると、腹ビレ・尻びれが綺麗ですね。
今後、幼魚探しとかしたら面白いかもしれません。
タツノオトシゴの仲間 ヘッジホッグ・シーホース
Hippocampus spinosissimus Weber, 1913
Hedgehog seahorse
サメサン沖の砂地で比較的よくある子です。
お目目がとても可愛いです。
この子は5センチぐらい。
トラギスの仲間
正確な名前は?です。
この海域ならどこにでもいるお魚です。
顔の表情がひょうきんで、動きもユーモラス。
ウエッジスポットダムゼル
Pomacentrus cuneatus Allen, 1991
この綺麗な魚はスズメダイの仲間です。
この黄色と青は幼魚の時の姿で、大きくなると、霞んだ青一色になります。
スズメダイの仲間は赤ちゃんぐらいの時が一番可愛い!
小さいと5ミリぐらいで、よく動くので撮影は難しいですが。
2本目のロンナン島
ロータスミノウミウシ Coryphellina lotos
同定は自信なしです。
サメサン沖ではよく見かけるウミウシ。
カナリヤミノウミウシ Trinchesia sp
これはサメサン沖ではレア!
初めて会った子です。
とても綺麗です。
全長3mm程度のとても小さい子でした。
マダラウミウシ Dendrodoris fumata
茶色っぽい色の個体が多いのですが、この子は鮮やかな色してます。
3本目。沈没船のハーディープ
ここもウミウシがいっぱいます。
セスジミノウミウシ
ハーディープでほぼ毎回、必ず会えるウミウシ。
小さくても大きくても絵になります。
キャロットシードミノウミウシ Phidiana bourailli
とても足が速いウミウシ。
全長は5mm程度で細い。
なので、見つけて、写真を撮るのにはとても苦労しました。
アオウミウシ属の Hypselodoris SP
サメサン沖のどこでも見ることができるレギュラーメンバーです。
マダライロウミウシ Hypselodoris tryoni
最後は大きい子です。
全長4cm程度で写真が撮りやすい!
水中の写真は以上です。
海カメ(水中で使っているカメラ)ですが、SONYのα1、レンズはSONYの90mmマクロ。
クローズアップレンズはノーチカムのSMC-1とSMC-2を被写体に応じて使っています。
ストロボはINONの新しいモデルS-220を2灯。
このストロボ、小さいけど、光量調節のダイヤルが大きく使いやすい。
マウントをつける位置がレンズの手前でマクロ撮影時の角度の調整などがやりやすかったです。
良い買い物しました。
次はこの日の陸カメの写真です。
海の写真は綺麗です
サメサンの桟橋です。
今回のダイビング船はいつものThe Shark。
天気もよく、良い1日が過ごせました。
ダイブショップですが、いつものDRINK MASTERで潜っています。
サメサン沖を知り尽くしたマクロとテックダイビング好きが集まるショップです。
サメサンは楽しい!
サメサンの魅力。
緑に濁った海と言われますが、確かにその通りです。
視界もきかず、10mあれば良い方だと思います。
ですが、小さい生物を観察したり写真を撮ったりする時は距離が近いので、濁りはあまり関係ありません。
ただ、最初の方はうまくいかないです。
ガイドさんが教えてくれるものが見えないのです!
でも何度か通ううちに、だんだんと生物が見えるようになってきます。
写真も同じです。
最初はフレームに入れることも、フォーカスを合わせる事もできません。
通って、練習していくとだんだんと写真に収めることができてきます。
サメサンはパッときて潜ってもその魅力は伝わらないと思います。
しかし、通い詰めれば、ハマります。
観光的なダイビング、というよりも、完全に趣味に特化したダイビング。
そんなダイビングをしたい人にはとても魅力的なところなのです。
ちょっとでも興味を持ってくれたら、嬉しいです。
最後。
ダイビング後のお話です。
この日は、ジョムティエンにある、ちょっとオシャレなお店で夕食。
サメサンからの帰り道。
パタヤやジョムティエンに寄り道すれば、素敵なレストランでの食事が楽しめます。
たまには、こういうのもいいもんです。
今日はここまでです。
ブログを読んでくれて、ありがとうございました。
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