シルキーな濁りの沈没船でストロボ無し撮影

タイ東部:ラヨーン、パタヤ、サメサンとチャーン島など

先週末のお話です。

土曜日の朝5時30分。

チャーン島へいくカーフェリーの車列のなかに。

生活感が溢れる、朝一便のフェリー。

チャーン島のホテルに到着。

いつもと同じカイベー・ビーチのAWA RESORT HOTEL。

早めに予約しておくと、かなりお得です。

今回も朝到着時にチェックインができました。

ダイビング前に部屋に入れるのは色々と楽ちんです。

チャーン島起点のダイビングの時、いつもBB Diversにお世話になっています。

8時20分にショップのタクシーにピックアップしてもらい、チャーン島の一番南のバンバオという集落まで移動します。

バンバオ到着!

運転手さんが、怪我をしているため、ギア運搬係は僕です!

バンバオの桟橋を進み、ショップに向かいます。

ショップに到着。

ショップの奥のほうは、そのまま海になっていて、こんな素敵な空間がひろがっています。

ではでは、ダイビングに出発です。


今回は、潮が下げっぱなし。

お昼過ぎに下げがとまります。

予想はしておりましたが、濁っています。

もやーん!っとしております。

でも、魚群は相変わらず!

ここまで濁っているなら、ストロボ無しで撮影をしてみました。

鮮やかな色やコントラストは表現できません。

でも、このもやっとした雰囲気は悪い感じではありません。

フルサイズ・ミラーレスなら暗くても、画質の劣化も少ないし、ストロボがない事で、微妙なトーンも撮影できるかと。ISOアゲアゲで撮影開始!

濁る、というより、霞だ感じ。

かっこよく言うなら、シルキーな色。

ミルキーな色。

オールドレンズな雰囲気。

捉え方しだいです。

沈没船にはこの霞もよく似合うとおもいます。

前回も大型のバラフエダイが、タワーの下に溜まっていましたが、今回も美味しそうな大きなバラフエダイがたむろしていました。

1本目で、流れと濁り具合を確認できたので、2本目はタワーからのフリーフォール・エントリー!

霞んでいても、このフリーフォール・エントリーは楽しい!

周囲まで黄色ににじませる、キンセンフエダイ。この写真を撮ったあと、ダッシュで群に突撃!

快感!

タイワンカマスの隊列が、光速移動のようです。

今回のバディさんは、1ヶ月ぶりに一緒に潜りました。

去年、ほとんどダイビングを一緒に潜っているバディーさん。

濁り姫でもあるので、濁りなんて関係なく楽しそうに群の中で遊んだり、群れを眺めたり。

タワーがギリギリわかるぐらいまで引いてみました。

水中の姿勢がほんと綺麗なバディさんです。

ササムロ達も元気。

ぼけーっとするバディさん。

流れてくぞー!

浅いところにいた高校生ぐらいのツバメウオ5人組。

順光なら色もでます。

今回は、もともと沈没船2本、島周りのサイト1本の予定でした。

しかし、この日はこんな状況。

潮が下げている時、沈没船の透明度が低い時は、島周りの透明度はもっと低いのが普通。

ガイドさんも、2本終わった時点で、「3本目はもっとひどいな・・・どこ行きたい?」と。

じゃ、3本目も沈没船にしよう!と僕の希望を伝えると、他のダイバーの皆様もOKとなりました。

ちなみに大型船に僕ら含めてたった4人のダイバーでした。

すごく贅沢な時間でした。

感想

この日はストロボなしで撮影しました。

2月のカオラックでダイビングした後に、ビッグブルーのタケシさんとお食事しましたが、その時に、濁っている時のストロボ無し撮影の話になって、今回それを試してみました。

できた写真はとても好きな写真。

ストロボがない事で、鮮やかな色やメリハリついたコントラストの表現はできません。

その代わり、ストロボの光量調整、アームの位置調整、ストロボの電力チャージ待ち時間から開放されます。

ファインダーに映し出される世界をベストなフレーミングとタイミングでシャッターを切る事に、集中できます。

今年から初めた、レンジファインダーのカメラの撮影に似たような感覚があります。

単焦点のマニュアルフォーカスのレンズで撮影している時の気持ちです。

いままで水中ではストロボが当たり前でした。

648本のほぼ全てのダイビングで、ストロボなりライトなりを使っていました。

今回初めてストロボ無しで水中写真を実際に撮影した事で、経験値を0にリセットできた気がします。

今後ストロボやライトを使わないとうわけではないです。

他のサイトで、条件がちがうところでは、どうなるか?

いろいろ想像してみると、次回から、また楽しい水中撮影になりそうです。

楽しいダイビングが終わった後は、ホテルでプールでリラックス。

そして、美味しいパスタ。

去年の12月に食べたパスタがメニューにはなくなっていたのですが、写真を見せたら、特別に作ってくれました!美味しかった。バンコクやパタヤだったらいくらなんだろう?って考えちゃうほどお値段も良心的です。

ちなみに、この写真、前述のレンジファインダーのカメラでとってるけど、ピントはちゃんとはずしています。これでいいのです。

タイも夏にはいって、チャーン島のダイビングシーズンもいよいよ終盤にはいってきました。

あと一回は行きたいな!

ではでは。

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