ローシン、ほんとに秘境です。というか、ただの岩。
タイ本土から160km離れた岩。
その上には灯台があったのですが、今は崩れ落ちています。僕らが行った2024年8月の時点では修復工事が行われていました。重機が入れないため、復旧には長い時間がかかるそうです。
人里離れた海、手つかずの美しい海が広がっています。
下の右側の岩が「ローシン島」です。
ダイビングスポットは意外にコンパクト
ローシンのダイビングスポットは、大きく分けて2つのエリアがあります。水面から顔を出している大きな岩礁と、少し離れたところにある隠れ根です。通常のペースで止まらず泳げば2回のダイビングでほぼ全域を探索できます。
そんな小さな島で、3日間で合計11回のダイビングを楽しみました。
まずは初日の4本のダイビングの様子です。
水中に広がる雪山!
ローシンの最大の魅力は、何と言っても珊瑚です。
大規模な珊瑚がぎっしり生い茂り、まるで水中庭園のような景色が広がっています。
しかし、今年の高い水温の影響か、ここでも広範囲で白化現象が見られました。
まるで雪山のように真っ白になっているところも。
青い海に白い雪山。違う惑星のような風景です。
健康な状態ではないのは確かですが、ほんと綺麗でした。
巨大な雪山にしか見えません。
こちらは雪原。
キノコのお家。
白化のピークは過ぎており、現在は水温も下がりリカバリーモードのようです。
アグレッシブな魚たち
ホシカイワリやロウニンアジ、そしてキツネフエフキが元気にハンティングしていました。
捕食モードになると体色がチェック模様になるキツネフエフキダイの群。ロウニンアジも混ざっています。
中層でヒラヒラしているのはユメウメイロ。
場所によってはツバメウオの群れも。
スズメダイ系のお魚は珊瑚の周りゴマのように散らばってました。
透明度がいいので、青に黄色が映えるキンセンフエダイとヨスジフエダイ。
白化したイソギンチャクとハナビラクマノミ。
パリッと音が出そうなぐらいの透明度。透明度で言ったらタイ湾で一番!と思います。
魚群は主にササムロの仲間とユメウメイロ。タオ島の魚群のような密集度はありません。
夜のローシン:ウミウシ探し
4本目はナイトダイブ。
小さな生き物、ウミウシを探しに。
珊瑚礁から少し離れた浅いエリアで、懐中電灯を片手に、じっくりと海中を探します。
今回のメンバーは、皆、小さなウミウシを見つけるのが上手!また他にもウミウシ好きダイバーさんがいるので、皆で探すので色々見つかりました。
充実した船上生活
ダイビングの合間には、美味しい食事やマッサージでリラックス。特に、マッサージチェアでのマッサージは、ダイビングで疲れた体を癒やしてくれました。
今回のクルーズダイビング。若いダイバーさんが多く、みんな仲良くしてくれて楽しかったです。そして、水中撮影のプロの方やドキュメンタリー映像の撮影者など、様々な方々と出会うことができました。そんな皆さんと一緒に過ごせて、幸せなダイビング初日でした。
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