2025年ソンクラーンのバリ島ダイビング(9)海のネオンと陸の祈り──トランベン最終ダイブから棚田の行列まで

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トランベンのダイビング最終日です。

いよいよトランベンも最終日です。

写真でこの日の陸と海の中を振り返ります。

1.ホテルの朝 

夜明け直後、芝がうっすら濡れた庭でスタッフが小さな祠に花とお香を供えていました。潮のにおいに甘い匂いが混ざり、胸がすっと落ち着くひととき。

バリの一日は静かな祈りから始まります。

2.トランベンの海


濃いブルーを背景に、カラフルな魚たちが乱舞。特に印象的だったのはこの8種です。

Purple queen (Mirolabrichthys tuka Herre & Montalban, 1927)

紫から黄色へ滑らかに溶け込むグラデーション。

あくび!

スミレナガハナダイ

♂はネオンピンクに稲妻模様、♀は温かなオレンジ。

Spangled Shrimpgoby

ツースポット・バスレット Two-spot basslet Pseudanthias bimaculatus (Smith, 1955)

めちゃくちゃ派手なピンクでした。

こちらは男の子です。

こっちは女の子。女の子もかなり目立ちます。

オオテンハナゴイ(Princess anthias) Pyronotanthias smithvanizi (Randall & Lubbock, 1981)

オウゴンニジギンポ (Forktail blenny) Meiacanthus atrodorsalis (Günther, 1877)

Indian Ocean mimic surgeonfish (Acanthurus tristis Randall, 1993)

子供の時の写真です。

この時は、エイブルズエンゼルフィッシュに擬態していると言われています。

クタゴンベ ( Longnose hawkfish) Oxycirrhites typus Bleeker, 1857

ハナヒゲウツボ (Ribbon eel) Rhinomuraena quaesita

最後はピカチュー。

2匹が体を寄せ合っていました。

何度見ても可愛い。

鮮烈な色彩に包まれた2本のダイビング。

脳裏に残るのはまばゆいネオンの残像でした。

3.サヌールへのドライブ 棚田を巡る“祈りの行列”

午後、器材を積んで南下。

丘を越えると段々畑のように広がる棚田が現れます。

休憩中、白い正装の行列が畦道を進んでいました。

頭上には果物と花を高く積んだ供物、揺れる赤と黒の傘。

田んぼを守る祭りかな?

海の青とネオンから、一気に緑と祈りの世界へ。言葉にならない美しさでした。

静かな祈りで始まり、極彩色の海を潜り、緑の棚田でまた祈りに出会う――バリは陸と海がひとつのリズムでつながる場所。次の旅でも、このリズムに耳を澄ませながら潜りたいと思います。

今日はここまでです。

次は、サヌールからのヌサペニダのダイビングの様子です。

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