🌤️ サメサン沖で迎える11月の始まり:ハゼ三昧とウミウシ天国
2025年11月1日 サメサン沖/チョンブリー県
タイは寒期に入りました。
11月初っ端の海は、地元チョンブリー県のサメサン沖からスタートです。
ダイブショップはいつもの Drink Master、船もお馴染みの The Shark で出航。
穏やかな空気の中、地元ダイブの始まりです。
🐠 1本目:ナーバーン・タハーン
緩やかな湾のダイブサイト。
水深8mほどのところからエントリーし、まずは20m付近まで沖に出て、そこから浅場に戻るルートで潜りました。
最初に出会ったのがこの子。
カスリハゼ。体長はわずか2センチほど。

サメサン沖では初めての出会いでした。背鰭の2つの青い星が特徴です。

人見知りする子なのか、なかなか良いポーズを撮らせてくれません。
粘っていたら、気づけば僕ひとりになっていました。
次もハゼ。クロオビハゼの仲間。
体長4センチ程度。背鰭がはっきり写っていなくて同定が難しいですが、サメサンではよく見かけるレギュラーキャストです。

やや深場に住み、縦穴のような巣を作っています。ホバリング時は頭を上にして直立姿勢で漂うのが印象的。
続いて登場したのは、サメサン沖最大のハゼ。
ニュウドウダテハゼ。

どこにでもいて、まさにサメサンの“定番中の定番”。
あまりに数が多いため、誰も撮らない子ですが、ストロボの光をうまく当てると鮮やかな色が浮かび上がります。
ただ、砂地を派手に巻き上げるので、モヤッとした写真になることが多いのが難点です。
さらにもう1種。フタホシタカノハハゼ。
ギンガハゼとはまた違ったゴージャスな魅力があります。
黄色くなる個体もいます。

浅場に戻って「羊」探し。
葉っぱがない…半分溶けかけた葉を見つけ、じっくり探してみるといました!
クサイロモウミウシ。体長3ミリほど。
何度見ても飽きない可愛さです。

1本目はハゼ尽くし、そして羊ちゃんにも会えて大満足のダイブでした。
🪸 2本目:ロンナン島
「島」と名前がついていますが、実際は岩のような小さなポイント。
ここではお馴染みのアイドル、オレンジリーフ・ゴビー が登場。
ヒレを広げて可愛いポーズを決めてくれました。

同じ岩穴では、エビとカニが同居。
仲良くユラユラと揺れていました。

ロンナン島といえば、青いホヤがとても美しい場所。
「何か絡んでくれないかなぁ…」と思って探していたら、ニセハクセンミノウミウシ がいい場所に登場!
ホヤの青に映えて、まるで舞台の上のよう。

最後は フジナミウミウシ。久しぶりの再会。
オレンジと白のデザインがとても綺麗でした。

⚓ 3本目:沈没船 T94・95
この日最後のダイブは、新しい沈没船ポイント。
最近、ここにはウミウシが増えています。
まずはロータスミノウミウシ。あちこちにいっぱい!
ドアップで撮ってみると、体表の繊細な模様がよくわかります。

色が違う感じの子達もいました。

そしてここでも登場、青いホヤとニセハクセンミノウミウシ のコンビ。
背景のヒドロ虫が花のようにアクセントになってくれました。

最後のサプライズは ミヤコウミウシ。
なんと5センチ以上ある大きな個体が2匹も!
もう少し粘って背景を工夫すれば、もっと良い写真が撮れたかもしれません。

🐡 まとめ
サメサン沖の安定したマクロ天国。
この日も、ハゼとウミウシに囲まれた幸せな一日でした。
次回は 11月2日のダイビング の様子をお届けします。
どうぞお楽しみに!
ではでは。

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