サメサン沖に走ること3時間弱。
普段はほぼダイバーがいないところに沈んでいる沈没船があります。
HTMS SARASHIN サラシン。1941年にアメリカで造られた船でアメリカ海軍の駆潜艇です。
1951年にアメリカからタイへ譲渡され、最後は1992年9月30日に砲撃の的となり沈められました。
81年前に造られた船。
海底で既に30年過ごしています。
その沈没船へダイビング。
海底で40mぐらい、船の上でも30m。
年1回ぐらいしかダイバーが訪れないポイントです。
ウミウシダイビングの翌日に、潜ってきました。
テックダイビングで、僕はサイドマウントで普通の空気のタンク2本と加速減圧用のNX50のタンクを1本。

カメラはTG6にNauticamの外付けフィッシュアイレンズをつけて、ビデオ用ライト2本、そしてGopr11です。

この沈没船。
ブイなどついていません。
なのでGPS情報で、沈没船の近くの海域まで来たらソナーと睨めっこ。
ソナーに沈没船が映ったら、すぐブイロープを投入。
そのブイに沿って二人のダイバーが先行して潜り、沈没船を探します。
沈没船を見つけるとフロートが上がります。
フロートが水面に上がったときは、船上は盛り上がりました!
ここから、いよいよ僕らが潜ります。
先行ダイバーさん、ありがとう!
1本目は船の外で過ごしました。

海底で42mでした。

ここまで深いとかなり暗いです。

最後は砲撃の訓練のマトになっため、破壊されていて原型がイメージできません。
また水中に30年横たわっていたので、サンゴや貝がびっしりついていて、ぱっとみでは船とはわからないぐらいです。

キイロウミウシがいっぱいいました。
1本目終了です。
船内は入れる感じじゃないかな?

ランチです。

カオマンガイ。チキンライスです。


いい天気です。
それでは2本目です。

ブクブクと潜っていくとツバメウオの群れが迎えてくれました。

どっかに入れそうなお部屋はないかな・・・

スクリューとかこれぞ船!っていうものない・・・
と、思ったら大きく穴が開いたところが。

船内にレッツゴー!

広い!

次の部屋に入ります。

ピラミッドの中を探検している気分!
これはなんだろう・・。



80歳の船。

入れてよかった。
そろそろお時間です。

船外に戻ります。

船外には珊瑚がびっしりついています。

ソフトコーラルも。流れが当たるのかな。
珊瑚はいっぱいですが、漁船の網はもっといっぱいでした。

ブラックコーラルがもっさり。綺麗でした。


貴重な体験でした。
さ!減圧開始です。
底から水面まで33分かけて減圧しながら浮上します。



楽しいダイビングでした。
HTMSサラシン。
沈んでも歴史を刻み続けていました。
また機会があれば潜ってみたいです。

サメサンのシャークの桟橋に到着!
この後、みんなでシラチャに移動して焼肉食べました。
楽しい沈没船ダイビングでした。
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