2日目の朝は、あたたかい一杯から

サメサンでの週末、2日目の朝です。潜る前に、いつもの麺屋へ。湯気の立つ寸胴、並んだ具材、通りを行き交うソンテウ。この何気ない朝の風景が、なんだか好きなのです。

やっぱり朝は、あたたかいスープの麺にかぎります。ひき肉に肉団子、揚げワンタン。具だくさんの一杯で体をあたためて、さあ2日目のスタートです。
2日目はのんびりモード

機材はすでにセッティング済みなので、初日に比べると朝はゆっくり。のんびり海を眺めながら、はじめの一本を待つ時間もまた気持ちのいいものです。

桟橋にあるシャーク・カフェで、コーヒー・タイム。停泊する船を眺めながら一杯やる、この出港前のひとときが好きです。
常連さんたちに会いに行く
これから水中の様子です。前日の設定ミス騒動もどこへやら、この日はカメラも本調子。気持ちも軽く、いつものサメサンの仲間たちに会いに潜ります。

まずは、久しぶりに会えたフジナミウミウシ。白い体に、オレンジと紫のふちどりが波打つ華やかな一匹です。この種としてはかなり大きめで、見つけた瞬間ちょっと嬉しくなりました。

こちらはサメサンのレギュラーキャスト、ミュヤ・ロンギコルニス。細い枝に群がる姿を、顕微鏡モードでぐっと寄って。透明な体に散る赤い点が、なんとも愛らしい常連さんです。
初めての水中スクーター

この日はゲス君から水中スクーターを借りました。使うのは初めてでしたが、これはいい!すいすい進んで、とにかく楽ちん。新しいおもちゃに、すっかり夢中になってしまいました。
マクロの宝探し

ソフトコーラルの中に、小さなカニ。とにかく小さい!
このシーンに出会えたのは、実は初めてでした。ソフトコーラル絡みの綺麗な写真は、これから先も狙えそう……なのですが、なにしろこの子たちを探すのが本当に大変。宝探しのようなものです。

フウセンミノウミウシの仲間だと思います。半透明の体に、ミノが房のよう。この小さな子、実は歩くのがなかなか速いのです。

こちらもサメサンのレギュラーキャスト、ロータスミノウミウシ。半透明の体に、紫からピンクへと染まる華やかなミノ。黒抜きの背景に、この色がぱっと映えてくれました。頑張って探せば必ず会えるアイドルのような存在です。

ロータスがいると、この子もいることが多いのです。ニセハクセンミノウミウシ。ミノの房はオレンジや茶色のことが多いのですが、この子は黒。同じ種でも色の違いに出会えると、ちょっと得した気分になります。

こちらはまだ同定できていないウミウシ。海綿にくっついていて、とにかく巨大でした。後ろに広がるオレンジ色のひらひらは、この子が産んだ卵ではないかと思います。
週末最後は、ロンナン島へ

今週末、最後のポイントはロンナン島。青空の下、ごつごつした岩肌の島がぐっと海に突き出ていました。潜るのはもちろん、こうして水面から島を眺めるのも気持ちのいいものです。

ブチウミウシの子供。小さいと、いっそう可愛らしいです。この子はサメサンでほぼ毎回会える、おなじみの一匹。白い体に黒い点、ちょこんとした姿につい見入ってしまいます。

枝状のソフトコーラルに貼り付いた、鮮やかな赤い巻貝。宿主とそっくりの色をしていました。まだ同定できていないので、ご存じの方がいたら教えてほしいです。

ホシゾラウミウシ。青い体に黄色い斑点が星空のように散って、名前のとおりの美しさです。ただ、最後まで前を向いてくれず……後ろ姿でのお付き合いとなりました。

ムラサメハゼの黄色い子と、赤いテッポウエビの仲間。ロンナンの18mあたり、マクロ岩の近くに住んでいました。ダイバーの多い場所だからでしょうか、この子たちは警戒心が薄くて、最初からすっと寄らせてくれました。

小さなイソギンチャクの中で、踊るようにしていた透明なエビ。脚の先だけが紫や青に色づいて、ゆらめく触手の中でくるくると。見ていて飽きない、可愛らしい一匹でした。
帰り道の、ちょっとしたごほうび

ダイビングを終えて、バンセンへ戻る途中でパタヤに寄り道。前から気になっていたレストランで夕食です。これがとても美味しかった!お店のことは、機会があればまた別であらためて紹介しますね。潜ったあとのごちそうは、2日間の締めくくりにぴったりでした。
おわりに
前日の設定ミスから一転、2日目はカメラも自分も本調子。
顕微鏡モードで小さな常連さんたちにぐっと寄れるのは、やっぱりTG-7ならではの楽しさです。軽量級潜水艦の実力を、あらためて感じた一日でした。
水中スクーターという新しい楽しみも加わって、常連さんから初めましての子まで、たっぷり会えました。 以上、2026年7月5日のダイビングのお話でした。

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