【Underwater: Log】水中スクーターと、サメサンの人気者たち|2日目 2026年7月5日

タイ東部:ラヨーン、パタヤ、サメサンとチャーン島など
黄色いムラサメハゼと、赤いテッポウエビの仲間。鮮やかな色どうしの共生コンビが、ロンナンの砂地で迎えてくれました。

2日目の朝は、あたたかい一杯から

タイの麺屋の店先。エプロンと帽子姿の店主が調理台に立ち、大きな寸胴やどんぶり、具材の並んだガラスケースが見える。通りの向こうにはピンクのソンテウや緑のテントの店、白い車が見える
2日目の朝。潜る前に、いつもの麺屋で朝食です。湯気の立つ寸胴、並んだ具材、通りを行き交うソンテウ。この何気ない朝の風景が、なんだか好きなのです。

サメサンでの週末、2日目の朝です。潜る前に、いつもの麺屋へ。湯気の立つ寸胴、並んだ具材、通りを行き交うソンテウ。この何気ない朝の風景が、なんだか好きなのです。

黒いどんぶりに盛られたタイのスープ麺。ひき肉、肉団子、揚げワンタン、青ネギ、黄色い麺が具だくさんに入っている。木目のテーブルには氷入りの水のカップと調味料スタンドが並ぶ
やっぱり朝は、あたたかいスープの麺にかぎります。ひき肉に肉団子、揚げワンタン。具だくさんの一杯で体をあたためて、さあ2日目のスタートです。

やっぱり朝は、あたたかいスープの麺にかぎります。ひき肉に肉団子、揚げワンタン。具だくさんの一杯で体をあたためて、さあ2日目のスタートです。

2日目はのんびりモード

The Shark号の甲板。両脇にタンクやBCD、ウェットスーツが並び、天井にはフィンやレギュレーターが吊るされている。奥ではスタッフがバケツを手に準備をしており、開口部の先には岩場と海、はしごが見える
ダイビング2日目。機材はすでにセッティング済みなので、初日に比べると朝はゆっくり。のんびり海を眺めながら、はじめの一本を待つ時間もまた気持ちのいいものです。

機材はすでにセッティング済みなので、初日に比べると朝はゆっくり。のんびり海を眺めながら、はじめの一本を待つ時間もまた気持ちのいいものです。

桟橋の手すりに置かれたTHE SHARK CAFEの紙カップ。サメのロゴが入っている。奥には停泊する漁船やダイビングボート、桟橋のテント、海が広がる
桟橋にあるシャーク・カフェで、コーヒー・タイム。停泊する船を眺めながら一杯やる、この出港前のひとときが好きです。

桟橋にあるシャーク・カフェで、コーヒー・タイム。停泊する船を眺めながら一杯やる、この出港前のひとときが好きです。

常連さんたちに会いに行く

これから水中の様子です。前日の設定ミス騒動もどこへやら、この日はカメラも本調子。気持ちも軽く、いつものサメサンの仲間たちに会いに潜ります。

砂まじりの海底を這うフジナミウミウシ。白い体にオレンジと紫のふちどりが波打つように入り、触角とえらは黒っぽい。この種としては大きめの個体
久しぶりに会えたフジナミウミウシ。白い体に、オレンジと紫のふちどりが波打つ華やかな一匹です。この種としてはかなり大きめで、見つけた瞬間ちょっと嬉しくなりました。

まずは、久しぶりに会えたフジナミウミウシ。白い体に、オレンジと紫のふちどりが波打つ華やかな一匹です。この種としてはかなり大きめで、見つけた瞬間ちょっと嬉しくなりました。

細い枝状のものに群がる、透明で赤い斑点を持つ極小のウミウシ、ミュヤ・ロンギコルニス。TG-7の顕微鏡モードで撮影した接写
こちらはサメサンのレギュラーキャスト、ミュヤ・ロンギコルニス。細い枝に群がる姿を、顕微鏡モードでぐっと寄って。透明な体に散る赤い点が、なんとも愛らしい常連さんです。

こちらはサメサンのレギュラーキャスト、ミュヤ・ロンギコルニス。細い枝に群がる姿を、顕微鏡モードでぐっと寄って。透明な体に散る赤い点が、なんとも愛らしい常連さんです。

初めての水中スクーター

The Shark号の甲板に置かれた水中スクーター(DPV)。そばにはTHE SHARK DIVINGのロゴ入りの紺色の帽子と黒いフィンが置かれている
この日はゲス君から水中スクーターを借りました。使うのは初めてでしたが、これはいい!すいすい進んで、とにかく楽ちん。新しいおもちゃに、すっかり夢中になってしまいました。

この日はゲス君から水中スクーターを借りました。使うのは初めてでしたが、これはいい!すいすい進んで、とにかく楽ちん。新しいおもちゃに、すっかり夢中になってしまいました。

マクロの宝探し

ソフトコーラルのポリプの中にいる極小のカニの仲間。白やピンクのポリプが咲くように広がり、その間に黄緑がかった小さなカニが複数見える。TG-7の顕微鏡モードで撮影
ソフトコーラルの中に、小さなカニ。とにかく小さい!

ソフトコーラルの中に、小さなカニ。とにかく小さい!

このシーンに出会えたのは、実は初めてでした。ソフトコーラル絡みの綺麗な写真は、これから先も狙えそう……なのですが、なにしろこの子たちを探すのが本当に大変。宝探しのようなものです。

岩肌の上を進む半透明のフウセンミノウミウシの仲間。背中のミノが房のように並び、先端が青っぽく色づいている
フウセンミノウミウシの仲間だと思います。半透明の体に、ミノが房のよう。この小さな子、実は歩くのがなかなか速いのです。

フウセンミノウミウシの仲間だと思います。半透明の体に、ミノが房のよう。この小さな子、実は歩くのがなかなか速いのです。

枝状のものにとまるロータスミノウミウシ。半透明の白い体に、鮮やかな紫からピンクのミノが背中に並び、先端が濃いピンクに色づいている。黒い背景に色が映える
こちらもサメサンのレギュラーキャスト、ロータスミノウミウシ。半透明の体に、紫からピンクへと染まる華やかなミノ。黒抜きの背景に、この色がぱっと映えてくれました。

こちらもサメサンのレギュラーキャスト、ロータスミノウミウシ。半透明の体に、紫からピンクへと染まる華やかなミノ。黒抜きの背景に、この色がぱっと映えてくれました。頑張って探せば必ず会えるアイドルのような存在です。

枝状のものにとまるニセハクセンミノウミウシ。白い体に黒っぽいミノがたくさん並び、頭のあたりにオレンジの差し色がある。ミノの色が黒い個体
ロータスがいると、この子もいることが多いのです。ニセハクセンミノウミウシ。ミノの房はオレンジや茶色のことが多いのですが、この子は黒。同じ種でも色の違いに出会えると、ちょっと得した気分になります。

ロータスがいると、この子もいることが多いのです。ニセハクセンミノウミウシ。ミノの房はオレンジや茶色のことが多いのですが、この子は黒。同じ種でも色の違いに出会えると、ちょっと得した気分になります。

海綿にくっついた、ピンク色の大きなウミウシ。体には小さな突起や触角が見える。後ろにはオレンジ色のひらひらとした卵塊と思われるものが広がっている。種は未同定
こちらはまだ同定できていないウミウシ。海綿にくっついていて、とにかく巨大でした。後ろに広がるオレンジ色のひらひらは、この子が産んだ卵ではないかと思います。

こちらはまだ同定できていないウミウシ。海綿にくっついていて、とにかく巨大でした。後ろに広がるオレンジ色のひらひらは、この子が産んだ卵ではないかと思います。

週末最後は、ロンナン島へ

青空と雲が広がる下、海に突き出たごつごつした岩肌のロンナン島。島の上には緑の木々が茂り、手前には深い青色の海が広がる
今週末、最後のポイントはロンナン島。青空の下、ごつごつした岩肌の島がぐっと海に突き出ていました。潜るのはもちろん、こうして水面から島を眺めるのも気持ちのいいものです。

今週末、最後のポイントはロンナン島。青空の下、ごつごつした岩肌の島がぐっと海に突き出ていました。潜るのはもちろん、こうして水面から島を眺めるのも気持ちのいいものです。

オレンジ色の海綿のようなものの上にいる、小さなブチウミウシの幼体。白い体に黒い点が散り、触角とえらが茶色っぽく色づいている
ブチウミウシの子供。小さいと、いっそう可愛らしいです。この子はサメサンでほぼ毎回会える、おなじみの一匹。白い体に黒い点、ちょこんとした姿につい見入ってしまいます。

ブチウミウシの子供。小さいと、いっそう可愛らしいです。この子はサメサンでほぼ毎回会える、おなじみの一匹。白い体に黒い点、ちょこんとした姿につい見入ってしまいます。

ソフトコーラルの赤い枝にくっついた、光沢のある赤い小さな巻貝。枝には淡い紫色のポリプが並び、背景には紫色のソフトコーラルがぼけて広がる。貝の種は未同定
枝状のソフトコーラルに貼り付いた、鮮やかな赤い巻貝。宿主とそっくりの色をしていました。まだ同定できていないので、ご存じの方がいたら教えてほしいです。

枝状のソフトコーラルに貼り付いた、鮮やかな赤い巻貝。宿主とそっくりの色をしていました。まだ同定できていないので、ご存じの方がいたら教えてほしいです。

岩肌を這うホシゾラウミウシ。青い体に黄色い斑点が星空のように散り、赤い触角とえらが鮮やか。こちらにお尻を向けている
ホシゾラウミウシ。青い体に黄色い斑点が星空のように散って、名前のとおりの美しさです。ただ、最後まで前を向いてくれず……後ろ姿でのお付き合いとなりました。

ホシゾラウミウシ。青い体に黄色い斑点が星空のように散って、名前のとおりの美しさです。ただ、最後まで前を向いてくれず……後ろ姿でのお付き合いとなりました。

砂と貝殻まじりの海底にいる黄色いムラサメハゼと、赤いテッポウエビの仲間。ハゼは鮮やかな黄色の体に白い斑点が散り、エビは深い赤色。共生している
ムラサメハゼの黄色い子と、赤いテッポウエビの仲間。ロンナンの18mあたり、マクロ岩の近くに住んでいました。

ムラサメハゼの黄色い子と、赤いテッポウエビの仲間。ロンナンの18mあたり、マクロ岩の近くに住んでいました。ダイバーの多い場所だからでしょうか、この子たちは警戒心が薄くて、最初からすっと寄らせてくれました。

イソギンチャクの触手に囲まれた透明なエビ。ほぼ透明な体に、脚の先が紫から青に色づき、長い触角が伸びている
小さなイソギンチャクの中で、踊るようにしていた透明なエビ。脚の先だけが紫や青に色づいて、ゆらめく触手の中でくるくると。見ていて飽きない、可愛らしい一匹でした。

小さなイソギンチャクの中で、踊るようにしていた透明なエビ。脚の先だけが紫や青に色づいて、ゆらめく触手の中でくるくると。見ていて飽きない、可愛らしい一匹でした。

帰り道の、ちょっとしたごほうび

白いテーブルクロスの上の一皿。ローストビーフのような肉料理に、ローストしたカリフラワー、青菜、にんにく、パルメザンチーズ、ソースが添えられている。奥には赤ワインのボトルとグラス
ダイビングを終えて、バンセンへ戻る途中でパタヤに寄り道。前から気になっていたレストランで夕食です。これがとても美味しかった!お店のことは、機会があればまた別であらためて紹介しますね。

ダイビングを終えて、バンセンへ戻る途中でパタヤに寄り道。前から気になっていたレストランで夕食です。これがとても美味しかった!お店のことは、機会があればまた別であらためて紹介しますね。潜ったあとのごちそうは、2日間の締めくくりにぴったりでした。

おわりに

前日の設定ミスから一転、2日目はカメラも自分も本調子。

顕微鏡モードで小さな常連さんたちにぐっと寄れるのは、やっぱりTG-7ならではの楽しさです。軽量級潜水艦の実力を、あらためて感じた一日でした。

水中スクーターという新しい楽しみも加わって、常連さんから初めましての子まで、たっぷり会えました。 以上、2026年7月5日のダイビングのお話でした。

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