今日はリラックスモードで

この週末も、地元サメサン沖へ。宿をとって一泊、のんびりとした週末弾丸ダイビングです。
いつもは「主力潜水艦」ことα1 IIを担いで気合を入れるのですが、この日はうんと身軽に。相棒は「軽量級潜水艦」ことTG-7と、アクションカムのDJI OSMO ACTION 6。ストロボも外して、小型のビデオライト一本だけ。「これを撮るぞ!」ではなく、「いいな」と思ったら気軽にシャッターを切る、そんなリラックスモードの一日にしようと決めていました。
なんだか、うまく撮れない

まずは岩陰のオレンジリーフゴビー。ストロボなら一瞬の発光で済むところ、ビデオライトだと相手が警戒を解いてくれるまでにずいぶん時間がかかります。じっくり粘って、撮れた!と思ったのですが……あとでパソコンで見てみると、画像がかなり荒れている。なぜだろう。

次はアオスジハタのクリーニング。これも20分ほどかけて、そろりそろりと距離を縮めて、ようやく撮らせてもらった一枚です。粘った甲斐あって撮れたと思ったのに、これもやっぱりノイズが荒れている。

青いホヤの前にいた透明なエビの仲間も、なんだか解像感がない。

岩穴のふちのオレンジリーフゴビーとケヤリの仲間。構図としては「これは良い!」と思ったのに、やっぱり写真の質が劣化している。もしかして、TG-7が故障したのかな……そんな心配まで頭をよぎりはじめました。
原因は、まさかの老眼だった

今回の船も、すっかりおなじみになったThe Shark号。何かおかしいぞと、船の上であらためて設定を確認してみました。
そうしたら、原因がわかったのです。僕はいつもPモードで撮るのですが、この日はなぜかA、絞り優先になっていて、しかも絞りは最大絞り。これでは暗くて、ISOが上限まで上がってしまう。そりゃあ画像も荒れるわけです。
ではなぜ、それに気づけなかったのか。「主力潜水艦」のα1 IIならファインダーを覗いて撮るので、視度調整のおかげで老眼でも表示がよく見えます。でも「軽量級潜水艦」のTG-7は背面モニターを見ながらの撮影。老眼だと、その表示がよく見えていなかったのです。故障を疑ってしまいましたが、なんてことはない、原因は自分の目の方にありました。
設定を直して、リベンジ

原因がわかれば、あとはやり直すだけ。設定を直して、リベンジです。黄色い海の中に見つけた、極小のウミウシの仲間。小さな体でも、ちゃんと写ってくれると嬉しくなります。

岩穴で休憩中のチャイロマルハタ。なかなかいいサイズです。解像感も戻って、こういう大物もしっかり撮らせてもらえました。

そして、これぞTG-7という顕微鏡モードでのブチウミウシ。白い体に黒い点、色づいた触角とえら。小さな体をぐっと寄って撮れるのは、このカメラの楽しいところだなと、あらためて思いました。

最後はアオマダラエイ。鮮やかな青が、きれいに撮れました。設定を直したあとだけに、この発色にはほっとするやら嬉しいやら。
身軽なリラックスモードのつもりが、思わぬ設定ミスでちょっと慌てた一日。でも、原因がわかってリベンジできたときの嬉しさもまた、ダイビングと写真の面白いところかなと思っています。
潜ったあとの、楽しい時間

ダイビングが終われば、楽しい仲間との夕食。海の話、写真の話、たわいない笑い話。この時間があるから、また次も潜りたくなるのです。

この日は久しぶりのムー・ガタ!真ん中で肉を焼いて、まわりのスープで野菜を煮る。みんなでつつくこの感じが、やっぱり楽しい。
身軽なリラックスモードのつもりが、思わぬ設定ミスでちょっと慌てた一日。でも、原因がわかってリベンジできたときの嬉しさも、美味しい夕食も、みんなひっくるめて、ダイビングと写真の面白いところかなと思っています。
以上、2026年7月4日のダイビングのお話でした。
翌日7月5日のお話もすぐにアップします。

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