【Underwater: Log】TG-7で気軽にサメサン、そして老眼という落とし穴|2026年7月4日

タイ東部:ラヨーン、パタヤ、サメサンとチャーン島など
この日の相棒は、TG-7とアクションカムのDJI OSMO ACTION 6。ストロボを外した身軽なセットで、いいなと思ったら気軽に撮る、そんなリラックスモードの一日にしました。

今日はリラックスモードで

木製テーブルに並んだ2台の水中撮影機材。左はWeefine WFH-TGSハウジングに収めたコンパクトカメラと小型ビデオライト、右はAOIハウジングに収めたアクションカム。奥の窓の外には海が見える
この日の相棒はTG-7と、アクションカムのDJI OSMO ACTION 6。ストロボを外した身軽なセットで、いいなと思ったら気軽に撮る、そんな一日にしました。(iPhone)

この週末も、地元サメサン沖へ。宿をとって一泊、のんびりとした週末弾丸ダイビングです。

いつもは「主力潜水艦」ことα1 IIを担いで気合を入れるのですが、この日はうんと身軽に。相棒は「軽量級潜水艦」ことTG-7と、アクションカムのDJI OSMO ACTION 6。ストロボも外して、小型のビデオライト一本だけ。「これを撮るぞ!」ではなく、「いいな」と思ったら気軽にシャッターを切る、そんなリラックスモードの一日にしようと決めていました。

なんだか、うまく撮れない

岩の隙間から顔をのぞかせる小さなオレンジリーフゴビー。黄色っぽい体に青い縦じまが入る。周囲の岩には白っぽいイソギンチャクのような生物やケヤリの仲間が付着している
岩陰のオレンジリーフゴビー。ストロボなら一瞬の発光で撮れるところ、ビデオライトだと警戒を解いてくれるまでにずいぶん時間がかかりました。撮れた!と思ったのに、あとでパソコンで見たら画像がかなり荒れていて……なぜだろう。

まずは岩陰のオレンジリーフゴビー。ストロボなら一瞬の発光で済むところ、ビデオライトだと相手が警戒を解いてくれるまでにずいぶん時間がかかります。じっくり粘って、撮れた!と思ったのですが……あとでパソコンで見てみると、画像がかなり荒れている。なぜだろう。

アオスジハタの顔のアップ。青い縦じまと青い斑点が入った緑褐色の体に、オレンジ色のふちどりのある目。頬のあたりに透明な小さなエビが乗り、クリーニングをしている
アオスジハタのクリーニング。この一枚も、20分ほどかけてじっくり距離を縮めて、ようやく撮らせてもらいました。粘った甲斐あって撮れたと思ったのですが、これもやっぱりノイズが荒れてしまって……。

次はアオスジハタのクリーニング。これも20分ほどかけて、そろりそろりと距離を縮めて、ようやく撮らせてもらった一枚です。粘った甲斐あって撮れたと思ったのに、これもやっぱりノイズが荒れている。

青いホヤの手前にいる透明な体のエビ。体には赤い斑点と白い点が散り、長い触角が伸びる。背景の岩には赤やピンク、緑の生物が付着している
青いホヤの前に、透明なエビの仲間。これもなんだか解像感がなくて……もしかしてTG-7が故障したのかな、なんて心配になってしまいました。

青いホヤの前にいた透明なエビの仲間も、なんだか解像感がない。

岩の穴のふちから顔をのぞかせるオレンジリーフゴビー。緑色の目とオレンジっぽい体。右側にはケヤリの仲間が羽根のような触手を広げている
岩穴のふちのオレンジリーフゴビーと、羽根を広げたケヤリの仲間。構図としてはこれは良い!と思ったのですが、やっぱり写真の質がなんだか劣化していて……。

岩穴のふちのオレンジリーフゴビーとケヤリの仲間。構図としては「これは良い!」と思ったのに、やっぱり写真の質が劣化している。もしかして、TG-7が故障したのかな……そんな心配まで頭をよぎりはじめました。

原因は、まさかの老眼だった

The Shark号の甲板。両脇にタンクとダイビング器材が並び、天井にはレギュレーターが吊るされている。右手ではシルエットの人物が器材の準備をしている。船の開口部の先にはサメサンの島影と海が見える
今回の船も、すっかりおなじみになったThe Shark号。器材がずらりと並んだ甲板から海を眺めると、さあ今日も潜るぞという気持ちになります。

今回の船も、すっかりおなじみになったThe Shark号。何かおかしいぞと、船の上であらためて設定を確認してみました。

そうしたら、原因がわかったのです。僕はいつもPモードで撮るのですが、この日はなぜかA、絞り優先になっていて、しかも絞りは最大絞り。これでは暗くて、ISOが上限まで上がってしまう。そりゃあ画像も荒れるわけです。

ではなぜ、それに気づけなかったのか。「主力潜水艦」のα1 IIならファインダーを覗いて撮るので、視度調整のおかげで老眼でも表示がよく見えます。でも「軽量級潜水艦」のTG-7は背面モニターを見ながらの撮影。老眼だと、その表示がよく見えていなかったのです。故障を疑ってしまいましたが、なんてことはない、原因は自分の目の方にありました。

設定を直して、リベンジ

黄色や緑の付着物に覆われた岩の上にいる極小のウミウシの仲間。青緑がかった体で、白っぽい粒のようなものが体の上に見える
設定を直して、リベンジの一枚。黄色い海の中に、極小のウミウシの仲間を見つけました。小さな体でも、ちゃんと写ってくれると嬉しくなります。

原因がわかれば、あとはやり直すだけ。設定を直して、リベンジです。黄色い海の中に見つけた、極小のウミウシの仲間。小さな体でも、ちゃんと写ってくれると嬉しくなります。

岩穴の中で休んでいるチャイロマルハタ。茶色い斑点が全身に散った大きめの個体。暗い岩陰でライトに照らされ、砂地の上に体を横たえている
岩穴で休憩中のチャイロマルハタ。なかなかいいサイズです。設定を直してからは解像感も戻って、こういう大物もしっかり撮らせてもらえました。

岩穴で休憩中のチャイロマルハタ。なかなかいいサイズです。解像感も戻って、こういう大物もしっかり撮らせてもらえました。

白い体に黒い斑点が散ったブチウミウシ。触角と背中のえらが黒っぽく色づいている。緑や黄色の付着物のある岩の上を這っている
ブチウミウシ。これぞTG-7という感じの、顕微鏡モードでの一枚です。白い体に黒い点、色づいた触角とえら。小さな体をぐっと寄って撮れるのは、このカメラの楽しいところです。

そして、これぞTG-7という顕微鏡モードでのブチウミウシ。白い体に黒い点、色づいた触角とえら。小さな体をぐっと寄って撮れるのは、このカメラの楽しいところだなと、あらためて思いました。

最後はアオマダラエイ。鮮やかな青が、きれいに撮れました。設定を直したあとだけに、この発色にはほっとするやら嬉しいやら。

身軽なリラックスモードのつもりが、思わぬ設定ミスでちょっと慌てた一日。でも、原因がわかってリベンジできたときの嬉しさもまた、ダイビングと写真の面白いところかなと思っています。

潜ったあとの、楽しい時間

屋根のあるオープンな飲食店で談笑するダイビング仲間たち。手前にDrink MasterのロゴTシャツのメンバーやDrink Masterの仲間が笑顔で会話している。テーブルにはグラスや取り皿が並び、背景には緑が広がる
ダイビングが終われば、楽しい仲間との夕食。海の話、写真の話、たわいない笑い話。この時間があるから、また次も潜りたくなるのです。

ダイビングが終われば、楽しい仲間との夕食。海の話、写真の話、たわいない笑い話。この時間があるから、また次も潜りたくなるのです。

タイ式の鍋料理ムー・ガタ。中央が盛り上がった鍋で豚肉を焼き、まわりのスープで白菜やもやし、青菜を煮ている。湯気が立ち上り、手前にはタレの小皿、奥にはビール瓶が見える
久しぶりのムー・ガタ!真ん中で肉を焼いて、まわりのスープで野菜を煮る。みんなでつつくこの感じが、やっぱり楽しい。美味しくて笑いの絶えない夕食でした。

この日は久しぶりのムー・ガタ!真ん中で肉を焼いて、まわりのスープで野菜を煮る。みんなでつつくこの感じが、やっぱり楽しい。

身軽なリラックスモードのつもりが、思わぬ設定ミスでちょっと慌てた一日。でも、原因がわかってリベンジできたときの嬉しさも、美味しい夕食も、みんなひっくるめて、ダイビングと写真の面白いところかなと思っています。

以上、2026年7月4日のダイビングのお話でした。

翌日7月5日のお話もすぐにアップします。

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