リペ島マクロダイビング最終日|StonehengeとWaterfallで彩りと出会う
2025年5月3日。午後の2本のダイビングで、今回のリペ島ダイビングの締めくくりとなりました。
向かったポイントは、ソフトコーラルの花畑が広がる Stonehenge と、レアな生物との遭遇率が高い Waterfall。どちらもマクロ撮影に最適な場所です。
Dive 3:Stonehenge(再訪)
前回も潜ったこのポイント。今回は浅場に限定して撮影しました。テーマは「色彩の世界」。特定の生物を追いかけるのではなく、美しい構図を探してシャッターを切りました。
流れのある時間帯にエントリーすると、ソフトコーラルが桜のように満開に揺れ、まるで小鳥が花の中で遊ぶような光景でした。

ピンクの背景に浮かぶ アオスジハタ

優雅に漂う ニシキフウライウオ

どんな魚でも絵になる世界



「Color of Lipe」の魅力が詰まった一本でした。
📍 Dive 4:Waterfall
次は一転、砂地に張りついて探すマクロの世界。果たしてレアものは現れるのか?
トゲツノメエビ
いきなり登場!存在感抜群のかっこいいエビ。

フジエラミノウミウシ属の仲間。
初めて会うウミウシです。
3ミリ程度の極小な子。
黄色、オレンジ、緑に紫。派手な色彩です。

テネリア・バグハウ Tenellia bughaw A. Y. Kim & Gosliner, 2024
何度もあったウミウシ。レギュラーキャストです。
今回は小さなハゼが共演してくれました

カスミミノウミウシ属の一種 Cerberilla sp.
この子もレギュラーです。

トガリモエビの仲間
紅白のペアで登場。

ガヤについていたカニ
手をまっすぐ伸ばして動かない。このカニも色彩が豊か

ジョーさんのシャープな目
この素晴らしい出会いのすべては、シャープな観察眼を持つガイド ジョーさん のおかげです。
正直に言って、2025年5月現在、ここまでマクロ撮影に適したガイドをしてくれるのは、僕の知る限りジョーさんだけです。

撮影機材につき
今回の撮影機材です。
• カメラ:Sony α1 Mark II
• レンズ:FE 90mm F2.8 Macro G OSS
• クローズアップレンズ:Nauticam SMC-2, SMC-3, MFO-3 を使い分け
• ビデオライト:Weefine WF079 Smart Focus 1200FR(白/赤LED切り替え)
ソニーのフラッグシップ機。コンパクトでAFも優秀、水中では強力な武器になってくれます。

リペ島の夜とマクロシーズン

リペ島でいただく、最後の夕食。


リペ島のマクロは雨季こそがシーズン。クルーズで潜る方も多いですが、じっくりマクロ撮影を楽しみたいなら、島に宿泊するのがおすすめです。
長々と紹介してきたリペ島のマクロダイビング。
この 2025年5月の旅レポートは、今回で一区切り です。
けれど、海の魅力は尽きることがありません。
まだまだ海でカメラを手に、生き物たちとの出会いを楽しみながら、シャッターを切り続けていきます。
次回は、地元チョンブリー県のサメサン沖でのダイビングをご紹介します。
久しぶりのホームでの海。そこで出会った景色と生き物たちを、また写真とともにお届けします。
コメント