金曜日の夜11時。チュンポーンの川の中にある船着場から、船がゆっくりと動き出しました。
今回はDrink Masterがクルーズ船をチャーターした、テックダイバー全員集合企画。タイ南部の入り口チュンポーンから出航し、土曜日はタオ島周辺で3本、そのうち2本は水深50mを超えるテックダイビングです。日曜日はタオ島沖のチュンポーンピナクルで潜ったあと、本土へ戻る途中で沈没船ポイントのSuntad Samut 4、HTMS Prabを潜ってチュンポーンに帰港します。船で寝泊まりするので、寝ている間に次のポイントへ移動してくれる。これがクルーズのありがたいところです。
翌日はトライミックスを使ったテクニカルダイビング。出航前に、ギアのセットアップを念入りに確認しました。

テーブルには、翌日潜る2つの沈没船のブリーフィングボード。M.V. Torpedo Wreckは水深55m、Hishidaiya Maru Wreckは水深50m。どちらも崩壊が進んでいるので、中には入らず、船の外を楽しみます。

今回お世話になるJanuary Princessは、タオ島のシーズン中はチュンポーン〜タオ島間、タイの寒期にはラヨーン〜チャーン島のダイビングクルーズを催行している船です。ダイビングを始めた頃、何度も乗った船。久しぶりに乗り込むと、なんだか懐かしい気持ちになりました。

あとは船で寝るだけです。
翌朝、いよいよテックダイビングの始まりです。
1本目はM.V. Torpedo Wreck。トライミックスとデコ消し用のナイトロックスを抱えて潜降しました。順調に沈没船に着いたものの、待っていたのは特濃の濁り。周りが全然見えず、外にいるはずなのに沈没船の中にいるような暗さでした。ロストしないよう、リールのラインを張りながら進みました。

ライトに浮かぶ船体には、漁船の網が幾重にも巻きついていました。

そして、ながーい減圧時間。暗闇から上がってきた目に、この時の海はとっても綺麗に映りました。

初めてのポイントで、真っ暗闇のうえ透視度も低く、正直なところ楽しむというより作業的なダイビングになりました。
まわりには3本タンクのダイバーたち。こうして並ぶと、ロボットになったような気持ちになれます。この日は水面がかなり荒れていて、船へのエグジットにも時間がかかりました。

船に上がったら朝食。January Princessは昔からタイ料理が美味しいんです。
【写真8:260829_Tao-05】

2本目もまた沈没船。チュンポーンピナクルの北に眠るHishidaiya Maru、Unicorn Wreckとも呼ばれる日本の船で、水深は50mです。
水面から30mぐらいまではとても綺麗に澄んでいたのに、その下は巨大な積乱雲のような世界が広がっていました。

ライトの先に何かが見えて、船に着いた!と思ったら、漁師が沈めた魚獲りの罠でした。実はこの時、ヌーさんと二人で仲良くロストしていました。

というわけで、ロスト記念の一枚。二人で仲良く減圧してから上がりました。

この日最後は、タオ島の島周りでナイトダイブ。朝の2本のテックダイビングの疲れを癒すダイビングです。今回一緒になったダイバーさんは、ほぼ全員が何度も一緒に潜っているメンバー。普段はマクロ撮影にも夢中になるみんなですが、この夜は癒されるだけのダイビングに徹していました。
と言いますか、頭の中は、次の宴会でいっぱい!

船に上がると、夕食ができていました。タイの鍋、タイスキです。テクニカルダイビングを無事に終えたので、ここからはもう宴会モード全開でした。

美味しいウイスキーもあって、

誕生日会まで開かれて、船の上は大盛り上がりでした。

僕は沈没船を1本ミスしてしまいましたが、また来年チャレンジします!

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