9月最初の週末のダイビングの続きです。
前日の土曜日は、コンデジのRX100VIIでワイドからマクロまで撮影しておりましたが、この日はA7RIVと90ミリマクロで、完全マクロモードでした。
1本目は沈船ハーディープ
キイロウミウシ Doriprismatica atromarginata
最近、ずっと同じ場所にいるウミウシです。よっぽど食べ物が豊富なんでしょうか?
1ヶ月ぐらい同じ場所にます。
このシーン!やっと会えました。フジツボにはいったマダラギンポ(のお仲間?もしくはタイ・バージョン)
タオ島の沈没船で、撮影したことがある、フジツボから顔をだすマダラギンポ。
サメサンの沈没船でも見れるハズ!と思って、日々観察しておりました。
が、意外や意外、マダラギンポはいるにはいますが、数がすくないのです。
フジツボでは全然見ない・・。
それがウミウシ探していたら、ひょっこりと!
2人で黄色いフジツボの家から顔をだしてくれました。
ユーモラスでかわいい顔。動く姿は、魚とはおもえません。
死んで黄色くなったフジツボも、ギンポも、珍しいものではないです。
二つが合わさって、素敵なシーンでした。
セスジミノウミウシ Coryphellina sp.4
このウミウシもレギュラーメンバーです。
ちょうど青い海面の前にいてくれたので、綺麗な背景で撮影できました。
サメサンの沈没船は海面や珊瑚、ヒドロ虫がいっぱいついていて、ほんと綺麗です。
なので黒抜きよりも、なにか綺麗な生物を背景にした写真が好きです。
サーシャコヤナギウミウシ Janolus flavoanulatus
このウミウシ。
頭がどっちだか、とてもわかりにくいのです。
触覚が体の突起で隠れてしまっていることが、多いのです。
これも、なんだか変な角度から撮影していて、触覚がぎりぎり見えている程度です。
リベンジしたい!
オシャレカクレエビ Emperor shrimp (Periclimenes platycheles)
薄い黄色のところにいたオシャレカクレエビ。
透明すぎて、目しかわかりませんね・・・・
このエビはヒドロ虫のお花畑の中にいると、とても綺麗なのですが、最近お花畑では見かけないのです。これもいつかリベンジ。
ホシゾラウミウシ Hypselodoris inlucata
枝の中を散歩中でした。お尻のスカートがちゃんと見れていれば!
2本目。久しぶりのウォンドゥアン。
ここはウミウシ、タツノオトシゴ、ハゼが楽しいところです。
初め深場にいって、ウミウシとタツノオトシゴを探したのですが・・・
全然見つからず。
浅場で、でっかいハゼにご挨拶です。
ニュウドウダテハゼ Giant prown goby (Amblyeleotris fontanesii)
サメサン沖のどろっぽい海底には、大体どこにてでもいる、巨大なハゼです。
警戒心も強いですが、時間をかければ近くまで寄れます。
あまりにも普通にいるので、ダイバーに注目されることがない魚。
ヒレを広げると、綺麗でだし、ハゼ独特の動きも面白いです。
キハッソク Barred soapfish(Diploprion bifasciatum)
この魚もサメサンで普通にいる魚。普通なので、あまり注目されません。
僕も注目したことないのですが、今回、子供がいました。
子供のうちは目が大きくでかわいい!
3本目!マクロ天国のロンナン島。青いホヤとエビのファンタジー!
サメサンの水中マクロ好き達にとって、天国のような存在のロンナン島。
今回、僕にはターゲットがいました。
この子です。
お名前調査中のエビ!
このエビは、ある岩の裂け目にいるのですが、光をあてたり、カメラを近づけると、すぐに奥の方にひっこんでしまいます。
ドアップにすると、こんな姿です。
サラサエビのような線がはいっていますが、体は半透明・・・
サメサンでも、僕はまだ他の場所で見たことがありません。
君はだれだ?
Brown snakemoray (Uropterygius concolor)
太さが僕の手の小指ぐらいの細いウツボです。
動きは蛇そっくり。
小指を差し出すと、噛み付いて来ることもあります。
痛くないけど。
丸い瞳が可愛いウツボです。
ツノガニ Horn decorator crab (Hyastenus diacanthus)
サメサン名物の青いホヤと赤い岩肌のところにいてくれました。
カニも同定が難しいだろうな?とおもったら、簡単にヒットしました。
このカニも珊瑚のなかにいたり、ヒドロ中の中にいたりして、絵になるところにいる生き物です。
かくれんぼが上手ですが、今後も探していきます。
久しぶり!亀のお家に住んでいるオビイシヨウジ
ロンナン島のカメの家。
この日、カメはお留守でした。
この家にはたくさんのエビが住んでいます。
そのほかに、鎌首をあげてニョロニョロする、この魚も住んでいます。
どあっぷにすると、くちばしに散りばめられた赤い斑点が見えます。よく見ると、綺麗!というお魚です。タツノオトシゴとも近いお魚です。
青いホヤに乗った、イソギンチャクカクレエビ Holtuis’s anemone shrimp ( Ancylomenes holthuisis)
ウミウシの撮影をしていると、Nちゃんが、肩をツンツン。
Nちゃんについていくと!
青いホヤに3匹ぐらいのイソギンチャクカクレエビが遊んでいたのです。
マクロ岩。
このイソギンチャクカクレエビが普通の砂地で遊んでいるのです。
近くにイソギンチャクはありません。
なぜ?と毎回不思議でした。
それがこの日は、青いホヤの上に!
クローズアップレンズをつけて、目とハサミ以外はフアフアにして撮影しました。
ホヤもエビも、ここではいつもいるメンバーです。
まったく普通の生物が重なることで、別世界になりました。
同じポイントで何度も潜り続けています。
この写真を撮っている時こそ、潜り続けて良かった!と思いました。
ほんと最高でした!
これからも潜り続けます。
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