久しぶりのブログ更新となります。
8月はタイの連休が多く、遠征が続いておりました。
8月の半ば、日本のお盆休みと重なるので、日系企業で働く僕は休みが取りやすいのです。
そのタイミングで今しかいけないところで潜ってきました。
ローシンて何処?
タイのダイブサイトの中で、かなりマイナーなところだと思います。
タイ南部のソンクラーから、140㎞ぐらい東にいったところに、ポツンと浮かぶ岩礁です。
ここです。
本土からここまで距離がある岩ですので、デイトリップはありません。
船に寝泊まりするクルーズでしか行けないポイントです。
シーズンは6月から9月いっぱいぐらいまで。
この期間でクルーズ会社がダイビングトリップを催行しております。
今回は4泊5日のクルーズに参加しました。
最寄りの空港はソンクラー県のハジャイ空港です。
ハジャイ空港からは、クルーズ船が手配したワゴンにのって、港まで移動します。
ソンクラー市の塩水湖の中になる港まで空港から1時間ぐらいです。
クルーズですが、料金に食事は含まれておりますが、アルコール飲料は含まれておりません。
そして、船での販売もありません。
なので、港に行くまでにスーパーに立ち寄って、ビールを買い込んで乗船しました。
ワインがかえるか?不安でしたので、チョンブリーから6本程度持っていきました。
道中と船の中の写真です。
旅の始まりはスワナプーム空港。ハジャイへ飛びます。
この日は移動だけでダイビングはありません。
飛行機は14時出発。午後の美味しいビールを頂きます。
今回、僕らはタイ人3名、日本人3名のグループで参加しています。
ハジャイへ、タイスマイルで飛びます。
今回、インターネットチェックインができるようになっていました。
いろいろな手続きが10年以上前のやり方のタイスマイル。あまり好きじゃないです。
この旅の2週間前にもハジャイに飛んでいますが、今回機内でのコーヒーのサービスが復活していました。コロナもやっとオシマイですね。
1時間30分程度でハジャイに到着です。
ハジャイはアンダマン海のリぺ島の起点にもなる空港です。
タイ国内の空港としては、かなり大きな空港です。
ここから1時間で船へ!で、船の外観の写真を撮るの忘れていました・・・。
クルーズ船:MV TAPANA
今回はMV TAPANAに乗船しています。
今シーズンは4~5社がオペレーションしているようです。
ただ、すべての会社が毎週ローシンへのクルーズを催行しているわけではないようです。
このタパナが昔からローシンのクルーズを催行していて、頻度も多いとの事。
オープンエアのラウンジ。ここでお食事をします。船に着いたらウエルカム・ドリンクが出てきました。
エアコンの効いたラウンジ。
タイですので、エアコンは冷蔵庫並みに強烈です。
なので、ブランケットが用意されております。
ここでブリーフィングしたり、暇な時間に映画みたりできます。
また、こちらの室内で食事をすることも可能です。
めちゃくちゃ寒いので、体調管理には気を付けておりました。
ベッドルームです。
寝るにはこまりませんが、部屋のなかでスーツケースを広げて、カメラの組み立てするにはちょっと工夫が必要でした。
ダイビングクルーズなので、まあ、そんなもんです。
僕が泊った部屋はシャワー、トイレは共同でした。ほとんどの部屋がこのカテゴリーとの事。
トイレとシャワーで4部屋あったので、そこまで不便を感じることはありませんでした。
ダイビングの写真です。
ローシン。
小さな岩が水面にでており、そこに小さい灯台があります。
こんな風景。
この灯台がある岩周りと、その南に、隠れ根があり、その二つがダイブサイト。
北の灯台と南の隠れ根の距離も近く、ダイブサイトとしては結構狭いです。
そこで、3日間合計で11ダイブ。
もぐるポイントは、東側と西側で風景が違う程度・・・。
おなじポイントで何度も潜るので、単調といえば単調です。
なので、ポイントや時系列での話はやめて、僕が好きになったシーン別でお話します。
珊瑚と高い透明度。ちがう惑星の空を飛んでいる気分
タイの湾内ですので、環境の変化があまりないのかな?
環境に適した数種類の珊瑚が大繁殖!という風景でした。
枝のような珊瑚がびーっちり!草原のような風景。
透明度もよく毎ダイブ20m以上はあったと思います。
珊瑚、かなり巨大です。
タオ島やチャーン島など、シャム湾ないのどこのポイントでもここまで巨大な珊瑚はないと思います。
とおもえば、いろいろな珊瑚が無秩序に生えているところもあります。
デカすぎ!
僕のコンドの部屋よりデカい珊瑚。
透明度が高く、浮遊物もない。
なので、とても広々とした風景がひろがっていました。
ローシン。
空を飛ぶ感覚が味わえます。
ダイバーさん、手を広げます。
違う惑星にきたようでした。
お魚!
海ですので、お魚もいます!
でも、タオ島やチャーン島のように、巨大な魚群には会いませんでした。
大きな群れは、ユメウメイロ。
そしてササムロの仲間たち。
中型のお魚として、比較的大きな群れをつくっていたのが、ツムブリ。
安全停止をするような浅いところから、30mぐらいまで、どこでもいました。
たまに、ギンガメアジの群れにもあいました。
数は多くないのですが、大きな個体でした。
ピックハンドル・バラクーダ
あまり大きな群れをつくっていませんでした。
時期にもよるかもしれませんが4,5匹の群れが多かったです。
綺麗な景色をつくってくれました。
ハナビラクマノミ。
シャム湾ではどこでも見られるお魚ですが、ローシンでは限られた場所にしかいませんでした。
センジュイソギンチャク自体をあまり見なかったです。
コガネアジ。
どこでも、ハンティングしていました。
GT。
GTも数は多くないのですが、大きな個体でした。
今回のアイドルはカンムリブダイ!
初めてあいました!
1メートルを超える大きな子でした。
枝の珊瑚を、ポッキーでも食べるかのように、ボリボリとかじっていました。
珊瑚がおおいので、ブダイやベラの仲間が多かったです。
こんな鮮やかな子も。
ほかにも綺麗な魚がぽつぽつと
下の写真はモーリッシュ・アイドル。アンダマン海では見たことがりますが、シャム湾側では初めてみました。
数はすくないんだけど、型がおおきいな。
カメ!アオウミガメだと思います。
サメサンやタオ島であえるウミガメはタイマイがおおいのですが、顔がまるいアオウミガメがでてきてくれました。
この時、誰もいなかったので、僕ひとりであそんでいました。
お食事など、船の様子。
お食事は3食、そのほか間でスナックもでてきます。
アルコール以外の飲み物はいろいろありました。
食事の内容がかぶらないように、毎回違うお料理がでてきます。
今日は洋食!とか、タイ南部料理!などコンセプトがあって、楽しめました。
いつも美味しいお食事、ありがとうございます。
ボートのスタッフの方のサービスが、とてもよかったです。
冷たいココア頼んだら、こんなにかわいく作ってくれました。
夜。
僕は毎晩、呑んでました。
ほかのチームのダイバーさんとも仲良くなれました。
写真はとっていませんが、星空や満月も最高でした。
感想などなど。
感想です。
お天気最高でした
天気がよく、船もほとんど揺れず、最高でした!
毎日上の写真のようなべた凪
海のなかですが、ここはジンベエ様の降臨する確率が高いところでもあります。
今回はお会いできませんでしたが。
今回は天気が良かったのですが、逆に風や波があると、船が隠れる場所がありません。
これは、弱い人にはつらいかも。
飽きちゃうダイバーさんもいるかな?
僕は、体にこの海を染み込ませたいぐらいに好きになれました。
ただ、好き嫌いがでるかも?とおもいました。
変化に富む場所ではないところで、何ダイブもします。
なので、飽きっぽいダイバーさんには、向いていないかも。
同じっポイントでも、テーマを変えたりしたら、なんどでも楽しめるとは思います。
マクロも面白いですよ。
僕は今回ワイド一本でしたが、一緒にいったトト君はひたすらウミウシさがしていました。
タイ人ダイバーさんがメインのクルーズ全般にもいえることですが、アルコール飲料が船にありません。
なので、自分であらかじめ用意する必要があります。
4泊5日ですので、缶ビール2ケースとワインを6本、現地で1本追加で合計7本持ち込みました。
これを忘れると、酒飲みにとって悲惨なクルーズとなります。
自分たちが呑む以上にもっていきました。
ほかのチームと宴会になったりすること想定してました。
やっぱり仲良くならな、ビールとワイン!
タイ人ダイバーさんがメインのクルーズです。
ちょっと話がそれます。
今回だけでなく、一般的な話ですが、朝一番のダイビングのエントリーが8時以降がおおいです。
朝一番は日の出のタイミング!と思っているのは僕だけでないとおもいます。
でも、そう思っているのは、やはり外国人ダイバーがおおいのかな?
朝一で潜りたい!僕らのチームだけでも!
といっても、ボートマネージャーの心には響かず。
正直いうと、別に船の上のダイバー全員がエントリーのタイミングを合わせる必要があるのか?ではあります。
しかし、決めるのはボートマネージャー様です。
ならば!とその日の夜は、ほかのチームのダイブ・リーダーさん達やボートマネージャーさんと積極的にお酒を飲みかわしました。
SNSでやり取りしているけど、リアルで会うのは、初めて!という人も多く、すぐに仲良くなれました。
お酒を飲んでいる時に、朝日のタイミグで海にいれるって、最高だよ!とか話しながら、だんだんそういう雰囲気にして・・・もう一度、ボートマネージャーさんにお願い!
その次の日は早朝ダイビングに成功しました!
ほんと楽しいダイビングでした。
透明度がずば抜けてました。
本土からここまで距離があって、潜れるシーズンも限られています。
その孤立した環境で潜れたことに感謝です。
また来年もここで潜ろう!
長いブログにお付き合いいただき、ありがとうござます
ちょっとでも、ローシンの魅力が伝わったらうれしいです。
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