2022年8月最後の日曜日。
地元チョンブリー県のサメサン沖で水中撮影を楽しんできした。
いまの主力の潜水艦はSonyのα1です。フルサイズ・ミラーレスと言われる、最先端の機能が満載された素敵な潜水艦。
そして、軽量級潜水艦のSonyのコンデジRX100VII。
こちらは高級コンパクト機とか言われている小さなカメラです。
今回は、この小さいほうのデジカメで水中撮影を楽しんできました。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DL_2421.jpg?resize=1256%2C838&ssl=1)
標準のポートをつかいますので、本体側のズームで24-200ミリの画角。
魚眼レンズを付けられるポートもありますが、この日は「マクロ寄り」の武装をしております。
それに、水中で取り外しが可能なクローズアップレンズを使用してマクロ撮影を可能にしております。
ではでは、当日の様子をご報告。
朝のバンセン。
綺麗な空。いいお天気です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/L1005768.jpg?resize=1256%2C834&ssl=1)
1時間でサメサンに到着。
この日の朝ごはんを買い込みます。
豚串焼きのムーピン。もち米も。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/L1005797.jpg?resize=1256%2C834&ssl=1)
この日の船はThe Shark。サメサンで一番好きな船です。
朝のおやつはタイのプリン、サンンカヤーともち米。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DL_2433.jpg?resize=1256%2C838&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/APC_2828.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
1本目:Koh Nok レアなウミウシと会えました。
ウミウシ探しが面白いポイントです。コ・ノックと呼ぶ人もいれば、コ・ラーンノックと呼ぶ人もいます。島というより、ただの岩です。
潮が動くとかなり流れが速くなるポイントです。
アンテアエオリデエッラ・カカオティカAnteaeolidiella cacaotica
同定に関して、この写真では同定は難しいようですので、あくまで予測のようです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2252.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
デンショクミノウミウシPruvotfolia sp. 3
コ・ノックといえば、この子です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2210.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
レアな子! Elysia obtusa
エリシアはシャム湾側では、あまり見かけません。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2225.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
顔も、体の模様もかわいい。
イガグリウミウシCadlinella ornatissima
この子は、大量発生していました。
色がヨーロッパのお菓子のようですが、標準和名はイガグリ…。かわいい名前にしてほしい。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2195.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
Gastropteron sp ウミコチョウの一種
ウミコチョウの一種と思われます。
タイ語ではバッド・ウイングというニックネームで呼ばれております。
これも、シャム湾側ではかなりレアな子と思われます。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2272-1.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
アオマダラエイ
ウミウシだけでは、ありません。50㎝ぐらいのエイ。
クローズアップレンズを外して撮影です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2296.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
レアな子にあえて、大満足の1本目でした。
2本目:沈没船のハーディープ。レギュラーメンバー総出で迎えてくれました。
潮止まりのタイミングで、サメサン沖の人気ポイントのハーディープへ。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/L1005808.jpg?resize=1256%2C834&ssl=1)
エントリー時は、ぴったりと潮が止まっておりました。
ブイラインが垂直。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/L1005806.jpg?resize=1256%2C834&ssl=1)
ではでは、エントリー
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/L1005825.jpg?resize=1256%2C834&ssl=1)
コンデジのRX100VII。
クローズアップ・レンズを外して、24ミリで撮影すれば、これぐらいの広さで撮れます。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2310.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
沈潜内は、ワイコンがないと、ちょっとキツイです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2327.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ではでは、小さい生物の写真です。
クラカトアウミウシHypselodoris krakatoa
沈没船以外でも、どこでも普通にみられる安定のレギュラーです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2442.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ホシゾラウミウシ Hypselodoris infucata
こちらもサメサン沖で普通にみられるレギュラーなウミウシです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2371.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ニセハクセンミノウミウシ Cratena sp. 2
こちらも安定して見れるウミウシです。
オレンジの目が綺麗です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2393.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
こちらも定番。同定困難なセスジミノウミウシとかロータスミノウミウシとか呼ばれているウミウシ。
サメサン沖といえば、このウミウシでは?
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2362.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
コンデジでも綺麗に撮れました。
安定のハーディープ!楽しめました。
3本目は、大好きなロンナン島
この日は、ほんと大漁でした!
いよいよ最後の1本です。
ロンナン島の生物達です
オレンジリーフ・ゴビー Priolepis nuchifasciata
ロンナン島といえば、このハゼです。
クローズアップレンズを付けていると、AFが遅いです。
なので、置きピンで狙いました。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2440.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ヒブサミノウミウシ Caloria indica
ド派手なウミウシです。
良く見るウミウシですが、最近あまりみていなかったので、見つけたときはうれしかったです。
青いホヤの前を移動してくれた良い子です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2473.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ブチウミウシ Jorunna funebris 赤ちゃん!
赤ちゃんです。
かわいいの一言。
このまま青い海綿を食べ続けると、化け物のように大きくなります。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2306.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
クリアクリーナーシュリンプ Urocaridella antonbrunil
サメサン沖のいたるところで、お掃除をしているエビです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2426.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ロンナン島の水深18mの岩にいくと、必ず会えます。
おなかに卵を抱えた子もいました。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2421-2.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
久しぶりにコンデジRX100VIIを使った感想です。
綺麗に撮れます。
クローズアップレンズを付けなければ、水中のAFもストレスはありませんでした。
24‐200ですが実質使うレンジは120ぐらいまで。
2千万画素ありますので、若干のトリミングもできます。
クローズアップレンズを付けてのフォーカス合わせは、やっぱり遅いです。
マニュアルにして、手でカメラを前後させて合わせるほうが早い場面もありました。
TG6のようにレンズ前ギリギリでもパンフォーカスみたいなことはできません。
なので、極小のマクロ撮影のフォーカス合わせは練習と慣れが必要です。
フラッグシップのα1のように、ビシバシとフォーカスが合うわけではありません。
半面、ズームを利用した背景のボケなどが作りやすいです。
本体のズームレンズとクローズアップやワイコンなど、水中で取り外しができるレンズを合わせると、広角からマクロまでカバーできる範囲がかなり広いのは魅力です。
道具を使い込んで、自分の手先のようにする楽しみもあります。
まだまだ使い込んでいきます。
楽しいダイビングでした。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DSC2411.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
今回もこの船におせわになりました。
ほんと快適。
帰り道。
なぜか船上でホットケーキつくりを始める人達。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2022/09/DL_2446.jpg?resize=1256%2C838&ssl=1)
楽しいダイビングでした。
サメサン沖のマクロ、すごくないですか?
濁水、激流で有名なサメサン。
タイでダイビングを始めた方。
サメサンで、オープンやアドバンスをここで取った方も多いとおもいます。
潜り込んだら、ほんと楽しいところです。
綺麗な小さな生物に簡単に会えます。
プーケットやタオ島、リぺ島などはもちろん素晴らしいです。
バンコクから日帰りでいけるサメサンも、同じぐらい素敵なところです。
ぜひ、定期的に潜ってみてください!
今日も、ながながとブログを読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは!
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