2023年2月4日のダイビングのお話です。
今回の潜水艦はオリンパスのTG6とSonyのα1の2台
場所はサメサン沖、船はホオジロザメ号でのダイビング。
この日は2台のカメラを持っていきました。
前日の夜。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/apc_0510.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
いろんなクローズアップレンズのトライ。
TGにするか?α1にするか?
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/img_7930-1.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
悩みぬいて、出した結果は両方持っていく!
TG6ですが、本体についているズームレンズはフルサイズ換算で25mm-100mm
画素数が1200万画素。
α1はフルサイズセンサー搭載のミラーレスになります。
画素数は5010万画素。今回はソニー純正の90mmマクロレンズを付けています。
ポイント毎にどっちかのカメラを持って潜ることにしました。
TG6につけた主な機材です。
ハウジング:ノーチカム
他のカメラで使っているアクセサリー類、特にレンズが流用できるため、ほかのカメラと同様にノーチカムを選んでおります。
ストロボ:AOI UCS-Q1-WHT
今回、初めて使うAOIのストロボ「AOI UCS-Q1-WHT」を使いました。
レンズ:クローズアップとフィッシュアイ。
ハウジングの外側に付けたり、外したりできるレンズを使っております。ノーチカムの魚眼レンズ、そしてマクロ向けのクローズアップレンズ1種を使いました。
1本目:サメサン沖のハイライト、沈没船のハーディープ
サメサン沖で、ワイドが楽しいところはハーディープとヒン・サンチャラームです。
沈没船を絡めた風景、そしてマスコットのカメ、そしてダイバーが鯉のぼりになる安全停止がワイド向けの被写体です。
マクロは、ウミウシやエビなど。
この1本目はTG6を持って潜りました。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/01/apc_0432.jpg?resize=1256%2C838&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/img_7972.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
水中の写真です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640648.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
エントリーして、ブイロープがある倒れたマスト付近でしばらくテスト。
ストロボがうまくいかない・・・・1灯しか光らない。
なぜ?
前回のダイビングで正解を見つけたと思ったのに。
原因は前回と不具合と同じようで、カメラ側ストロボの光量不足のようでした。
無事に問題解決!
そして、ウミウシ発見。
コリフェリナ・オウロラ Coryphellina aurora
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640667.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
学名が付いたのが2022年。標準和名は???
ランソンミノウミウシ Aeolidiopsis ransoni
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640684.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
ハーディープといえば、このウミウシです。
擬態がうますぎ!
今回、日本人ダイバーさんでTGをお持ちの方が多かったのですが、「ガイドさんは、指さしているけど、何だかわからなかった!」とコメントを頂いております。
ゼンチュウウミウシ Lomanotus vermiformis
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640690.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
ギンポちゃん
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640702.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
珊瑚の穴から、頭だけだして、キョロキョロ。
かわいいです。
以上、ハーディープのマクロ写真でした。
あたらしい道具を使うと、慣れるまでに時間がかかりますね。
ウミウシの写真はすべて、ノーチカムのクローズアップレンズのCMC-1をつけて撮影しています。
ダイバー鯉のぼり
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640729.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
サメサン名物のダイバー鯉のぼり。
ノーチカムのコンデジ用の魚眼レンズをつけて撮影しております。
ガチの15ミリの魚眼レンズと比べると、画角はすこし狭いです。
でも、これぐらいで撮れれば、ほとんどのシーンをカバーできると思います。
2本目:TG6でサメサン沖で一番のポイント、ヒン・サンチャラームへ!
ハーディープの後にヒン・サンチャラーム!
ダイブサイトを出し惜しみしない、このダイビング船が好き!
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dscf3141.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
このポイントはいろんなシーンが選べます。最深部で20mを超えますが、5m~20ⅿまで、いろいろなシーンを見る事ができるのです。魚群もまわってくるし、珊瑚も綺麗なところです。
また、TG6を持って潜りました。
ここであえた生物です。
フジナミウミウシ Goniobranchus fidelis
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640807.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
写真撮影にはちょうどいい2㎝ぐらいの子でした。
綺麗です。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640785.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
Coryphellina aurora コリフェリナ・オウロラ
ハーディープでも見ています。このウミウシはサメサン沖のどのダイブサイトでも会えます。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640756.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
黒いイボヤギミノウミウシ Phestilla melanobrachia
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640773.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
真黒です。頭が隠れてしまっているので、ウミウシに見えませんね。
ブドウみたい。
イボヤギを餌にしていますが、このイボヤギの色で、このウミウシの色も変わります。
ニセハクセンミノウミウシ Cratena sp
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640825.jpg?resize=1256%2C1675&ssl=1)
サメサン沖で安定して見ることができるウミウシです。
が、ここ数か月会えていませんでした。オレンジの目がかっこいい!
また、背景が珊瑚?ヒドロ虫?綺麗なところにいてくれました。
ヒブサミノウミウシ Caloria indica
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/tg640845.jpg?resize=1256%2C942&ssl=1)
このウミウシも久しぶりです。
上のニセハクセンミノウミウシの横10センチぐらいのところにいました。
これも綺麗です。
ワイドの写真は?-マクロに夢中でワイドの写真は撮る時間がありませんでした…。
3本目:再び、ヒン・サンチャラーム Sony のフラッグシップのα1
2本目に引き続き、3本目もヒン・サンチャラーム。
コンデイションが良いので、3本目もおなじところ。
今回、写真をゆっくりと撮る人が多かったのですが、ちょど2本もぐって、このポイント1週をしたことになります。
写真撮る人でチームを作っているので、急ぐ必要もないのです。
僕はカメラをα1に変えて、マクロ1本に集中します。
サメサン沖のマスコット、オレンジ・リーフゴビー
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08283.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
岩のオーバーハングしたところや、小さな穴のなかなど、暗いところが好きなハゼです。
ここにもいっぱいいましたが、長く伸びたヒレがまっすぐな子と会えました。
ピンっと立ったヒレが綺麗です。
こういう被写体とるなら、絶対にミラーレスが有利です。
TG6ではかなり難しい。
バルタン星人:オシャレカクレエビ
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08275.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
これも暗がりが好きなエビです。
腕の関節。青と赤の部位があります
オレンジ色のイボヤギミノウミウシ Phestilla melanobrachia
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08353.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
この日一番のレアなウミウシです。
このウミウシ、この海域で見られるのは黒ばかり。
オレンジはいないんだろう、と思っていたら、1匹だけこんにちは!
嬉しかった!
ジボガミノウミウシ Phestilla lugubris
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08334.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
この日は、イボヤギウミウシ属のウミウシをが多い!
この子もレアな子だと思います。
初めて見ました。
写真とるのが、とても難しかった!
スザクサラサエビ Rhynchocinetes durbanensis
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08299.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
久しぶりに会いました。
四角い瞳がチャーミングです。
![](https://i0.wp.com/nabejizo.me/wp-content/uploads/2023/02/dsc08315.jpg?resize=1256%2C837&ssl=1)
ソフトコーラルとオニオコゼ(オニカサゴかも)
感想!
新しいAOIのストロボは、まだまだ使い込む必要がありますね。
この小ささでLED ライトが付いているのは、とても良いです。
重量も軽い。
TG6は外付けレンズがあると、ワイドからマクロま撮影できる範囲がものすごく広くなりますね。
気になるのはバッテリーの持ち。
コンデジなので、バッテリーは小さいです。
α1は、やっぱりすごい!
マクロレンズをつけていても、小さなお魚を終えます。
ファインダーがめちゃくちゃ見やすい
フラッグシップなので、当たり前と言えば当たり前ですが。
TG6と新しいストロボは、しばらく使い込んでみます。
今日はここまでです。
明日はダイビング2日目のお話です。
ブログを読んでくれて、ありがとうございます。
下の方に、コメント欄があります。
感想や質問など頂けたら、嬉しいです。
コメント