【Underwater: Log】ムンジャンガン最終日、マクロで覗く小さな世界①|2026年4月14日

タイ以外のダイビング
2026年4月14日、バリ島・ムンジャンガン島でのマクロダイビング記録①。ニシキフウライウオのペアやウミウシなど、小さな海の住人たちをご紹介します。

ムンジャンガンでのダイビング最終日、2026年4月14日。この日は3本潜る予定です。まずは1本目の記録です。

朝の押しがけ

港へ向かう朝の道で、思わぬ光景に出くわしました。エンストしたトラックを、通りがかった人たちが集まって後ろから押しているのです。声をかけ合いながら力を合わせる様子が、なんともローカルらしくて、思わず写真を撮ってしまいました。

木々に囲まれた砂利道で、数人がエンストしたトラックを後ろから押している。両脇にはバイクが並び、周囲の人たちが見守っている。
この日の朝は、エンコしたトラックの押しがけからスタートでした。通りがかった人たちが自然と集まって、みんなで力を合わせていました。これもムンジャンガンの朝の風景かな、と思いました。

こんな朝のひとコマを経て、1本目のダイビングへ。

なお、今回のバリ島ダイビングではストロボを2つ持ち込んだのですが、初日から1つが故障してしまいました。結局、全てのダイビングをストロボ1つで撮り切っています。

青いボートの縁に置かれた水中カメラシステム。マクロポートを装着したハウジングにストロボとライトが取り付けられ、隣にはアクションカメラのケースも見える。背景にはムンジャンガン島の緑の丘と穏やかな海が広がる。
今回のバリ島ダイビングで使用した水中カメラシステム。ストロボを2つ持ち込んだのですが、初日から1つが故障してしまいました。結局、全てのダイビングをストロボ1つで撮り切っています。

1本目の海へ

マクロの生き物たち

最初に出会ったのはオトヒメエビです。岩の隙間にひっそりと潜んでいて、長い触角がゆらゆらと揺れていました。マクロで覗くとその繊細さがよくわかって、しばらく見入ってしまいました。

岩の隙間に潜むオトヒメエビ。透明な体に赤と白の模様が入り、長い触角と脚が暗い背景に細く伸びている。
オトヒメエビ(Stenopus hispidus)。岩の隙間にそっと隠れていました。長い触角が繊細で、マクロで覗くと別世界のような雰囲気でした。

ニシキフウライウオのペアも見つかりました。珊瑚の枝にぴたりと寄り添うように静止していました。黒い体にオレンジの斑点、全身に並ぶ棘状の突起と、近づくほど細部が面白い魚でした。

エダサンゴにしがみつくニシキフウライウオのペア。黒い体にオレンジと白の斑点が散り、棘状の突起が全身に並んでいる。サンゴの枝と同化するように静止している。
ニシキフウライウオ(Solenostomus paradoxus)のペア。サンゴの枝にそっと寄り添うように並んでいました。黒い体にオレンジの斑点、棘のような突起と、マクロで覗くほど細部が面白い魚でした。

ダニエライロウミウシも出てきました。白い体に紫のライン、オレンジの二次鰓と触角のコントラストが鮮やかで、小さいながらも存在感がありました。

砂地の岩の上を這うダニエライロウミウシ。白い体に紫のラインが走り、オレンジ色の二次鰓と触角が鮮やかに目立つ小さなウミウシ。
ダニエライロウミウシ(Thorunna daniellae)。白い体に紫のライン、オレンジの二次鰓と触角のコントラストが美しいウミウシでした。小さいながらも存在感のある一匹でした。

ソフトコーラルの隙間には、セボシウミタケハゼが隠れていました。細くて小さな体ですが、ピンクがかった色合いがきれいな一匹でした。

ソフトコーラルの茎にへばりつくセボシウミタケハゼ。半透明のピンクがかった細長い体に黒い瞳が際立っている。
セボシウミタケハゼ(Pleurosicya mossambica)。ソフトコーラルの茎にぴったりと寄り添っていました。小さくて細長い体に、くりっとした目がチャームポイントでした。

ヒュプセロドーリス・イバは2匹並んでいました。ラベンダー色の体にオレンジのアクセントが鮮やかで、2匹一緒に撮れたのはラッキーでした。

砂地と岩の上を並んで移動する2匹のウミウシ。ラベンダーピンクの体に白いフチドリ、オレンジの触角と鰓が鮮やかに目立っている。
ヒュプセロドーリス・イバ(Hypselodoris iba)が2匹並んでいました。ラベンダー色の体にオレンジのアクセントが鮮やかで、2匹一緒に撮れたのはラッキーでした。

ソメワケヤッコも見かけました。上が濃紺、下が黄色というくっきりした体色が印象的で、周りをスズメダイの仲間の群れに囲まれていました。

サンゴの上に静止するソメワケヤッコ。上半身が濃紺、下半身と腹部が鮮やかな黄色に二分された体色が目立つ。周囲には青いスズメダイの仲間が群れている。
ソメワケヤッコ(Centropyge bicolor)。上が濃紺、下が黄色というくっきりした体色が印象的でした。周りをスズメダイの仲間の群れに囲まれて、なんだか主役感がありました。

Asterropteryx striataは岩の上でじっとしていました。灰褐色の体に青い点々が散っていて、マクロで覗くと、青い星と長く伸びた背鰭がとてもきれいなハゼでした。

岩の上を泳ぐAsterropteryx striata。灰褐色の体全体に青い点が散り、黒い尾びれとのコントラストが美しい小型のハゼ。
Asterropteryx striata。灰褐色の体に青い点々が散っていて、マクロで覗くととてもきれいなハゼでした。

タテジマキンチャクダイの幼魚にも再会しました。この日はクリーニング中の場面で、エビが体の周りを動き回っていました。渦巻き模様をじっくり見ていると、本当に不思議な柄だなと思います。

岩の隙間でクリーニングを受けるタテジマキンチャクダイの幼魚。黒い体に青と白の渦巻き模様が全身を覆い、細長いクリーナーシュリンプの触角が伸びている。
タテジマキンチャクダイ(Pomacanthus imperator)の幼魚。昨日も見かけた子ですが、今日はクリーニング中でした。渦巻き模様をじっくり見ていると、本当に不思議な柄だなと思います。

浅場の景色

浅場は明るくて透明度が高く、光が砂の上で揺れていました。泳いでいるだけで気持ちよかったです。

白い砂地の浅場を泳ぐダイバー。透明度の高い青い海に光が差し込み、砂地に波紋模様が揺れている。
浅場の砂地はこんなに明るくて透明でした。光が砂の上で揺れていて、泳いでいるだけで気持ちよかったです。
白い砂地の浅場を泳ぐダイバー。透明度の高い青い海に光が差し込み、砂地に波紋模様が揺れている。
浅場の砂地はこんなに明るくて透明でした。光が砂の上で揺れていて、泳いでいるだけで気持ちよかったです。

サンゴの周りはデバスズメダイの子どもたちでいっぱいでした。これがムンジャンガンだな、と思う景色のひとつです。ワイドレンズよりもマクロレンズで撮った方が、この場所の雰囲気が出る気がしています。

浅場のエダサンゴの周りを埋め尽くすデバスズメダイの幼魚の群れ。青みがかった小さな体がサンゴ全体に広がり、手前には白黒の縞模様のスズメダイの仲間も見える。
浅場のサンゴの周りはデバスズメダイの子どもたちでいっぱいでした。これがムンジャンガンだな、と思う景色のひとつです。ワイドレンズよりも100ミリくらいのマクロレンズで撮った方が、この場所の雰囲気が出る気がしています。

アクションカムで撮影したワイドな景色も残しておきました。マクロレンズをつけているときにアクションカムを持っていると、こういう景色も一緒に残せるのがいいなと思っています。

エダサンゴの群生の上を無数の魚が覆い尽くす浅場の風景。青い水中に小魚の群れが空いっぱいに広がり、サンゴと魚の層が重なり合っている。
Insta360 Ace Pro 2で撮影。マクロレンズをつけているときにアクションカムを持っていると、こういうワイドな景色も一緒に残せるのがいいなと思っています。

1本目からこれだけ出会えると、2本目への期待が自然と高まります。

2026年のソンクラーン休暇バリ島ダイビング。ブログの更新スピードを上げていきますので、引き続き見てください。

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