[Underwater: Log] 3月7日のチャーン島ダイビング:2本目 HTMS CHANG(沈没船)編

タイ東部:ラヨーン、パタヤ、サメサンとチャーン島など
2026年3月7日のチャーン島沖ダイビング2本目。タイ最大の沈没船HTMS CHANG。

2本目は、チャーン島沖のダイブサイトで最も魅力的と言っても過言ではない「HTMS CHANG」へ。
全長約110メートルという、タイ最大級のスケールを誇る沈没船です。

この日はバディやチームではなく、ソロでのダイビング。それなりのスキルと装備を整えてます。

バディーさんは10Lタンク!

船内でダイビング機材のセッティング、10Lタンク
メインのタンクの他に、緊急時の10Lタンク+レギュレターが今回のバディー。

せっかく1人で潜るので、沈没船を独り占めできる時間を最大化できるよう、他のチームと少しタイミングをずらしてエントリーしました。

当日の透明度は「普通」といったところ。良くも悪くもないですが、浮遊物は多め。でも、それがかえって沈没船らしい、ひっそりと静まり返った良い雰囲気を作ってくれていました。

エントリーしてブイロープに沿って潜航。船の中腹からスタートです。

HTMS CHANGの船体付近、中層に集まっているクロホシフエダイと、その奥で円を描くように泳ぐタツカマス(シェベロンバラクーダ)の群れ
ブイロープを降りて船の中腹に到着。そこにはクロホシフエダイ(Lutjanus russellii)が集まり、中層にはタツカマス(Sphyraena qenie/通称シェベロンバラクーダ)が群れを作っていました。浮遊物は多めですが、沈没船らしい生命の気配を感じます。

しばらく、群の景色を楽しんだら、流れが当たっている船首へ移動。

暗く浮遊物の多い水中に、重厚な存在感で静かに沈んでいるHTMS CHANGの船首部分
船首に回ると、正面から潮が当たっていました。浮遊物の多さが、かえって暗い水中にひっそりと佇む沈没船の荘厳な雰囲気を引き立てているように感じます。

透明度はそこまで良くはない。そして浮遊物も多め。

でもそれが、沈没船の雰囲気をアップしていると感じました。

濁りのある暗い水底近くで、密集して大きな群れを作っているギンガメアジ
水底近くには、ギンガメアジ(Caranx sexfasciatus)が大きな群れを作っていました。濁りが入っているせいか、中層へはなかなか上がってきてくれませんでしたが、その分、沈没船の底深くでひっそりと群れる迫力がありました。

流れが当たっているので、魚も集まっていたのですが、濁りが入っていた水底近くに集まっていました。中層まではなかなか上がってきてくれませんでした。

そろそろ船首から船尾への移動を開始。

沈没船の構造物の間を悠々と泳ぐ、全長70センチを超える大きなゴマフエダイ
沈没船の骨組みの間を通り抜けると、全長70センチはあろうかという大きなゴマフエダイ(Lutjanus argentimaculatus)に遭遇。立派に太っていて、ダイバーの性分でしょうか、つい「美味しそう……」なんて不謹慎なことを考えてしまいます。
暗い沈没船の船体付近で、ストロボの光に照らされて鮮やかな黄色い体色が浮かび上がるタテフエダイの群れ
暗がりにストロボを焚くと、タテフエダイ(Lutjanus vitta)の鮮やかな黄色がパッと浮かび上がりました。沈没船の無機質な質感と、魚たちの色彩のコントラストがとても綺麗です。

船の船尾の近くに、船室やタワーがあります。

HTMS CHANGのタワー付近。構造物の周りには大きな魚の群れは見当たらず、ひっそりとした沈没船の全容が見える。
タワー付近まで移動してみましたが、このあたりにはあまり魚が集まっていませんでした。沈没船特有のガランとした静寂を味わい、再び魚影を求めて船首側へと戻ります。

この日は、ここに潮が当たっていなかったのか?魚は集まっていませんでした。

まだ、時間があったので、再び船首までお散歩。

中層から俯瞰したHTMS CHANGの巨大な船首。右奥には先行する他のダイバーたちの姿が見える。
船首を中層から俯瞰してみました。ちょうど他のチームのダイバーさんもエントリーしてきたところで、その姿と比較すると、この船がいかに巨大であるかが改めてよくわかります。

これぐらいのタイミングで、他のダイバーさんたちもエントリーしていました。

僕はそろそろ安全停止。

安全停止中の中層で、あちこち異なる方向を向きながらバラバラに泳いでいるツバメウオの群れ
安全停止中、ツバメウオ(Platax teira)の群れがやってきました。かなりの数はいたのですが、みんな自由すぎるのかバラバラ(笑)。もう少しギュッと集まってくれたら絵になったのですが、これもまた自然の姿ですね。

ツバメウオ達が浅いところで遊んでいました。

全体の数は多いのですが、みなさんバラバラ・・・。集合してくれたらすごい風景だったのに。

タワー付近のように魚が少ない場所もありましたが、沈没船というのは不思議なもので、構造物そのものを眺めているだけで十分に楽しめます。

暗い水中に巨大な人工物が静かに眠っている姿は、まるで「天空の城ラピュタ」の世界に迷い込んだかのよう。タイミングをずらしたおかげで、少しの時間だけでもこの光景を独り占めできたのは、ダイバーとして本当に最高の瞬間でした。

今日は3月7日のチャーン島ダイビング、2本目 HTMS CHANGの様子をお届けしました。

3本目もなるべく早くアップしますので、またぜひ見に来てください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました