【Underwater: Log】ワイドからマクロへ、ムンジャンガンで小さな世界を覗く①|2026年4月13日

サンゴの上に静止する赤いドワーフゴビーの仲間。赤い体に緑がかった目が特徴的で、暗い赤褐色の背景に浮かび上がっている。 タイ以外のダイビング
2026年4月13日、バリ島・ムンジャンガン島でのマクロダイビング記録①。マクロの宝庫と呼ばれるこの海で出会った、小さな海の住人たちをご紹介します。

ムンジャンガン島周辺でのダイビング2日目です。前日はワイドレンズで海全体を楽しみましたが、この日はマクロレンズに切り替えました。この海域はマクロの宝庫。小さな生き物たちを探しながら、この日は午前中だけで2本潜りました。

晴天の船着場。「Mekar Asih」と船名が書かれた白いダイビングボートが係留され、手前でダイスケさんが機材を持って歩いている。奥にはマングローブの緑と複数の白いボート、遠景に山がそ
ダイビング2日目も、抜けるような青空からのスタートです。

1本目

1本目から小さな出会いが続きました。まずはアケボノハゼのペア。2匹が仲良く並んでいる姿を撮ることができました。

サンゴ礫の上に並ぶアケボノハゼ2匹。白い体の後半が紫に染まり、各ひれの縁が赤く縁取られている。2匹がほぼ同じ向きで並んでいる。
アケボノハゼ(Nemateleotris decora)のペア。仲良く2匹並んでいました。

モエギハゼの仲間(Tryssogobius sarah)は、半透明の体に青い目が印象的な極小サイズのハゼです。こういう子を見つけられるのが、マクロダイビングの醍醐味かなと思っています。

サンゴ礫の上に静止するモエギハゼの仲間。半透明の細長い体に、鮮やかな青い目が目立つ。体長は数センチほどの小さな個体。
モエギハゼの仲間(Tryssogobius sarah)。小さな体に青い目が印象的でした。

砂地ではニチリンダテハゼが巣穴から顔を出していました。網目模様の背びれが特徴的です。

砂地の巣穴から半身を乗り出すニチリンダテハゼ。白い体に黄色いバンドが入り、網目模様の大きな背びれを広げている。
ニチリンダテハゼ(Amblyeleotris randalli)。巣穴から顔を出したところを撮れました。

アカメハゼはエダサンゴの周りをふわふわと漂っていました。ピンクの目が可愛らしい小さなハゼです。

エダサンゴの上でホバリングするアカメハゼ。透明な体に黄色い腹部、大きなピンクの目が特徴的。背景に2匹のボケた個体も写る。
アカメハゼ(Bryaninops natans)。ピンクの目と黄色い腹部が鮮やかで、サンゴの周りをふわふわと漂っていました。

ペガススベニハゼは岩の隙間からのぞいていました。赤いスポット模様の体が個性的です。

サンゴの隙間から顔だけ出すペガススベニハゼ。赤いスポット模様の体に黒い瞳が印象的な小さなハゼ。
ペガススベニハゼ(Trimma annosum)。岩の隙間からこちらをのぞいていました。

バリダムゼル(Neoglyphidodon crossi)はバリ島周辺の固有種。中学生くらいの若い個体で、オレンジと青紫のグラデーションが鮮やかでした。

サンゴ礁の岩の上に浮かぶバリダムゼルの幼魚。オレンジ色の体に青紫の背中、目の上に青いラインが走る。
バリダムゼル(Neoglyphidodon crossi)。バリ島周辺の固有種で、中学生くらいの若い個体でした。

メガネスズメダイは赤のグラデーションと青いラインが美しい魚でした。尾びれの付け根にある青い眼状紋も印象的です。

スポンジの上に浮かぶメガネスズメダイ。青紫の体に赤いラインが背中を走り、尾びれ付け根に青い眼状紋が目立つ。
メガネスズメダイ(Pomacentrus bankanensis)。赤のグラデーションと青いラインが美しい魚でした。

水面休息の時間、ボートから海を見下ろすと、透明度が高くてサンゴが水面からくっきり見えていました。

水面休息中にボートから撮影したムンジャンガン島周辺の海。透明度が高く、水面越しにサンゴ礁がはっきり見える。奥にはマングローブに覆われた島が広がる。
水面休息中の一コマ。透明度が高く、水面からでもサンゴがくっきり見えました。

2本目

2本目のポイントへ移動です。青いボートの船首から望む山の景色が、いかにもバリらしくて好きです。

青く塗られた木製ダイビングボートの船首から前方を望む。ボード上にはダイビング機材と「BALI」の文字が入った白いTシャツ。奥には雲をまとった山がそびえ、マングローブに囲まれた水路が広がる。
2本目のポイントへ向けて移動中。バリらしい景色の中、ボートは次のポイントへ向かいます。

2本目はゴシキエビからスタート。青い脚と尾が美しいイセエビの仲間です。岩の隙間からしっかり存在感を放っていました。

岩の隙間に潜むゴシキエビ。黒と白の縞模様の体に青い脚、水色と黄色の尾びれが広がる。長い白い触角が手前に伸びている。
ゴシキエビ(Panulirus versicolor)。青い脚と鮮やかな尾が美しいイセエビの仲間です。 

Trimma stobbsiはピンクの石灰藻に完全に溶け込んでいて、最初は全然気づきませんでした。

ピンクの石灰藻に覆われた岩の上に静止するイヤースポットドワーフゴビー。体色がほぼ背景に溶け込んでおり、黒い目だけが目立つ。
イヤースポットドワーフゴビー(Trimma stobbsi)。ピンクの海藻にすっかり溶け込んでいて、見つけるのが大変でした。

背びれちゃんと呼ばれている、Eviota fallaxも登場。頬の赤いスポットが特徴的な、小さなドワーフゴビーの仲間です。

サンゴの上に静止するEviota fallax。オレンジがかった赤い体に、頬周辺の赤いスポット模様が目立つ。背景は暗いオレンジ色にボケている。
ドワーフゴビーの仲間(Eviota fallax)。頬の赤いスポットが印象的な小さなハゼでした。

スパインチークアネモネフィッシュは深みのある赤色が印象的でした。3本の白いラインとのコントラストが美しかったです。

イソギンチャクの上でホバリングするスパインチークアネモネフィッシュ。深みのある赤い体に3本の白いラインが入り、背景は暗くボケている。
スパインチークアネモネフィッシュ(Premnas biaculeatus)。深い赤色と白いラインのコントラストが印象的でした。

マンジュウイシモチの群れも賑やかでした。英語名がPajama cardinalfishというのがなんとも言い得て妙で、言われてみるとたしかにパジャマ柄に見えてきます。

エダサンゴの上を泳ぐマンジュウイシモチの群れ。黄色い頭に黒いバンド、ピンクがかった体に赤いスポットが散らばり、赤い目が目立つ。4匹が写っている。
マンジュウイシモチ(Sphaeramia nematoptera)。英語でPajama cardinalfish。言われてみると、たしかにパジャマ柄に見えてきます。

ヒレナガスズメダイの赤ちゃんはほんの数ミリの極小サイズ。この小さな体にしっかりと黄色と黒の模様が入っているのが不思議でした。ちなみに大きくなるとただの黒いお魚になってしまうそうです。

明るい青白い背景に浮かぶヒレナガスズメダイの幼魚。鮮やかな黄色と黒の縞模様で、体長は数ミリほどの極小サイズ。
ヒレナガスズメダイ(Neoglyphidodon nigroris)の赤ちゃん。この小ささでもしっかり模様が入っていてかわいいのですが、大きくなるとただの黒いお魚になってしまうのだとか。

とても派手なジャワダムゼル。初めて会えました。

エダサンゴの上を泳ぐジャワダムゼル。黒い体に鮮やかな青いラインと黄色いスポットが入り、暗い背景に際立って美しい。
ジャワダムゼル(Neoglyphidodon oxyodon)。黒い体に青いラインが鮮やかで、思わず目を引きました。

ランチはナシ・チャンプルー

2本潜った後のランチはボートの上で。紙箱に詰まったナシ・チャンプルーをほおばりながら、午後の海を眺めていました。

青いボートのデッキに置かれた紙箱のランチ。白いライスに、揚げ卵、バナナ、炒め野菜、チキンなどのおかずが詰められたナシ・チャンプルー。
ランチはボートの上でナシ・チャンプルー。いろんなおかずが詰まっていました。
ムンジャンガン島周辺の海からバリ島方面を望む。青い海の奥にムンジャンガン島と船着場が見え、その背後に大きな山が雲をまとってそびえている。
この日も青空が広がっていました。海の向こうにそびえる山が、いかにもバリらしい景色です。

今回はここまで!次回は午後の3本目、4本目のサンセットダイブからナイトダイブ、そしてホテルの温泉と夕食までをお届けします。4本目はニシキテグリを狙ったのですが、残念ながら今回は出会えませんでした。去年は見られたのに…。リベンジはまた次回ということで、お楽しみに!

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