2022年8月最後の日曜日。
地元チョンブリー県のサメサン沖で水中撮影を楽しんできした。
いまの主力の潜水艦はSonyのα1です。フルサイズ・ミラーレスと言われる、最先端の機能が満載された素敵な潜水艦。
そして、軽量級潜水艦のSonyのコンデジRX100VII。
こちらは高級コンパクト機とか言われている小さなカメラです。
今回は、この小さいほうのデジカメで水中撮影を楽しんできました。
標準のポートをつかいますので、本体側のズームで24-200ミリの画角。
魚眼レンズを付けられるポートもありますが、この日は「マクロ寄り」の武装をしております。
それに、水中で取り外しが可能なクローズアップレンズを使用してマクロ撮影を可能にしております。
ではでは、当日の様子をご報告。
朝のバンセン。
綺麗な空。いいお天気です。
1時間でサメサンに到着。
この日の朝ごはんを買い込みます。
豚串焼きのムーピン。もち米も。
この日の船はThe Shark。サメサンで一番好きな船です。
朝のおやつはタイのプリン、サンンカヤーともち米。
1本目:Koh Nok レアなウミウシと会えました。
ウミウシ探しが面白いポイントです。コ・ノックと呼ぶ人もいれば、コ・ラーンノックと呼ぶ人もいます。島というより、ただの岩です。
潮が動くとかなり流れが速くなるポイントです。
アンテアエオリデエッラ・カカオティカAnteaeolidiella cacaotica
同定に関して、この写真では同定は難しいようですので、あくまで予測のようです。
デンショクミノウミウシPruvotfolia sp. 3
コ・ノックといえば、この子です。
レアな子! Elysia obtusa
エリシアはシャム湾側では、あまり見かけません。
顔も、体の模様もかわいい。
イガグリウミウシCadlinella ornatissima
この子は、大量発生していました。
色がヨーロッパのお菓子のようですが、標準和名はイガグリ…。かわいい名前にしてほしい。
Gastropteron sp ウミコチョウの一種
ウミコチョウの一種と思われます。
タイ語ではバッド・ウイングというニックネームで呼ばれております。
これも、シャム湾側ではかなりレアな子と思われます。
アオマダラエイ
ウミウシだけでは、ありません。50㎝ぐらいのエイ。
クローズアップレンズを外して撮影です。
レアな子にあえて、大満足の1本目でした。
2本目:沈没船のハーディープ。レギュラーメンバー総出で迎えてくれました。
潮止まりのタイミングで、サメサン沖の人気ポイントのハーディープへ。
エントリー時は、ぴったりと潮が止まっておりました。
ブイラインが垂直。
ではでは、エントリー
コンデジのRX100VII。
クローズアップ・レンズを外して、24ミリで撮影すれば、これぐらいの広さで撮れます。
沈潜内は、ワイコンがないと、ちょっとキツイです。
ではでは、小さい生物の写真です。
クラカトアウミウシHypselodoris krakatoa
沈没船以外でも、どこでも普通にみられる安定のレギュラーです。
ホシゾラウミウシ Hypselodoris infucata
こちらもサメサン沖で普通にみられるレギュラーなウミウシです。
ニセハクセンミノウミウシ Cratena sp. 2
こちらも安定して見れるウミウシです。
オレンジの目が綺麗です。
こちらも定番。同定困難なセスジミノウミウシとかロータスミノウミウシとか呼ばれているウミウシ。
サメサン沖といえば、このウミウシでは?
コンデジでも綺麗に撮れました。
安定のハーディープ!楽しめました。
3本目は、大好きなロンナン島
この日は、ほんと大漁でした!
いよいよ最後の1本です。
ロンナン島の生物達です
オレンジリーフ・ゴビー Priolepis nuchifasciata
ロンナン島といえば、このハゼです。
クローズアップレンズを付けていると、AFが遅いです。
なので、置きピンで狙いました。
ヒブサミノウミウシ Caloria indica
ド派手なウミウシです。
良く見るウミウシですが、最近あまりみていなかったので、見つけたときはうれしかったです。
青いホヤの前を移動してくれた良い子です。
ブチウミウシ Jorunna funebris 赤ちゃん!
赤ちゃんです。
かわいいの一言。
このまま青い海綿を食べ続けると、化け物のように大きくなります。
クリアクリーナーシュリンプ Urocaridella antonbrunil
サメサン沖のいたるところで、お掃除をしているエビです。
ロンナン島の水深18mの岩にいくと、必ず会えます。
おなかに卵を抱えた子もいました。
久しぶりにコンデジRX100VIIを使った感想です。
綺麗に撮れます。
クローズアップレンズを付けなければ、水中のAFもストレスはありませんでした。
24‐200ですが実質使うレンジは120ぐらいまで。
2千万画素ありますので、若干のトリミングもできます。
クローズアップレンズを付けてのフォーカス合わせは、やっぱり遅いです。
マニュアルにして、手でカメラを前後させて合わせるほうが早い場面もありました。
TG6のようにレンズ前ギリギリでもパンフォーカスみたいなことはできません。
なので、極小のマクロ撮影のフォーカス合わせは練習と慣れが必要です。
フラッグシップのα1のように、ビシバシとフォーカスが合うわけではありません。
半面、ズームを利用した背景のボケなどが作りやすいです。
本体のズームレンズとクローズアップやワイコンなど、水中で取り外しができるレンズを合わせると、広角からマクロまでカバーできる範囲がかなり広いのは魅力です。
道具を使い込んで、自分の手先のようにする楽しみもあります。
まだまだ使い込んでいきます。
楽しいダイビングでした。
今回もこの船におせわになりました。
ほんと快適。
帰り道。
なぜか船上でホットケーキつくりを始める人達。
楽しいダイビングでした。
サメサン沖のマクロ、すごくないですか?
濁水、激流で有名なサメサン。
タイでダイビングを始めた方。
サメサンで、オープンやアドバンスをここで取った方も多いとおもいます。
潜り込んだら、ほんと楽しいところです。
綺麗な小さな生物に簡単に会えます。
プーケットやタオ島、リぺ島などはもちろん素晴らしいです。
バンコクから日帰りでいけるサメサンも、同じぐらい素敵なところです。
ぜひ、定期的に潜ってみてください!
今日も、ながながとブログを読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは!
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