【Underwater: Log】到着日の午後、さっそく水中へ|リペ島 2026年7月25日

赤いサンゴを背景にした、褐色の体色をしたタツノオトシゴ。頭部には黄色い模様がある。 タイ南部:アンダマン海
リペ島は、到着日の午後からもうダイビングができます。Talang StepsとKoh Usenで出会った生物たちの記録です。

到着日の午後、さっそく水中へ

この日はジョーさん貸切でした。怪我から数ヶ月ぶりの復帰初日というのに、生物を見つける目は以前のまま、いや以前以上でした。

ダイビングボートの上で自撮りする2人の男性。手前は黒いウェットスーツ姿でマスクを首にかけ、奥のガイドが親指を立てている。曇り空の海を背景に。
この日はジョーさん貸切でした。

1本目はTalang Stepsから。

シロウサギウミウシ

シロウサギウミウシ(Verconia simplex)。

ピンク色の被写体の上にいる白い体のウミウシ。触角は先端が橙色で、二次鰓にも橙色の斑点が見える。
シロウサギウミウシ(Verconia simplex)。1本目はTalang Steps、久しぶりに海に戻ってきたジョーさんのガイドで始まりました。

この和名、お名前通りの可愛い子です。

バブルコーラルシュリンプ

バブルコーラルシュリンプ(Vir philippinensis/英名 Bubble Coral Shrimp)。ミズタマサンゴの間から、そっと顔を出してくれました。今回はいろんなところで会えました。タイ湾側でも会えるのですが、頻度は少なめなので、あえて嬉しいエビです。

サンゴのふくらんだポリプの間に隠れる半透明のエビ。脚や触角に紫がかった細い線が入っている。
バブルコーラルシュリンプ(Vir philippinensis)。現在標準和名はありません。ミズタマサンゴの間から、そっと顔を出してくれました。

Tiger Tail Seahorse

リペ島といえば、この子です。Tiger Tail Seahorse(Hippocampus comes)。

岩肌の隙間にいる黄色いタツノオトシゴ。手前には黄色い魚の群れがピントを外してぼやけている。
リペ島といえば、この子です。Tiger Tail Seahorse(Hippocampus comes)。現在標準和名はありません。

アンダマン海ならどこでも見られるTiger Tail Seahorseですが、リペ島の色鮮やかなサンゴや魚を背景にすると、いつもよりずっと映えて見えます。この子は光が苦手で、ライトを当てると顔を背けてしまうのですが、赤色のライトだとあまり気にしないようです。なので、赤色ライトをAF合わせの補助光として使い、ストロボで撮影しています。

赤いソフトコーラルを背景にした褐色のタツノオトシゴ。奥には黄色い魚がぼやけて写り込んでいる。
アンダマン海ならどこでも見られるTiger Tail Seahorse(Hippocampus comes)。でも、リペ島の色鮮やかなサンゴや魚を背景にすると、いつもよりずっと映えて見えます。

アカホシカニダマシ&スカンクアネモネフィッシュ

アカホシカニダマシ(Neopetrolisthes maculatus)と、スカンクアネモネフィッシュ(Amphiprion akallopisos)のツーショット。同じイソギンチャクの中で仲良く暮らしています。

薄紫色のイソギンチャクの触手の中にいるアカホシカニダマシ。奥にはスカンクアネモネフィッシュが寄り添っている。
アカホシカニダマシ(Neopetrolisthes maculatus)と、スカンクアネモネフィッシュ(Amphiprion akallopisos)のツーショット。同じイソギンチャクの中で仲良く暮らしています。

フジナミウミウシ

フジナミウミウシ(Goniobranchus fidelis)。タイ湾側でも会えるウミウシです。オレンジの波打つラインが綺麗で、好きなウミウシの一つです。

黄白色の外套膜を持つウミウシ。縁は波状の橙色ラインで縁取られ、灰色の触角と二次鰓が立っている。
フジナミウミウシ(Goniobranchus fidelis)。波打つオレンジのラインがとても綺麗。タイ湾側でも会えるウミウシです。

クマノミ

淡いピンクと紫が混ざったような、なんとも綺麗な色のイソギンチャク。その中に、クマノミ(Amphiprion clarkii)が顔を出していました。

薄紫からピンクにかけて色づくイソギンチャクの触手に囲まれた、黄色と黒白の縞模様のクマノミ。
淡いピンクと紫が混ざったような、なんとも綺麗な色のイソギンチャク。その中に、クマノミ(Amphiprion clarkii)が顔を出していました。

1本目のダイビングが無事に終了。Adang Sea Diversは基本、1本潜るごとに一度ビーチへ戻るスタイルです。

ダイビングボートの船尾から見える海面。エメラルドグリーンの浅瀬とその先に停泊する複数のボート、曇り空が広がっている。
1本目のダイビングが無事に終了。Adang Sea Diversは基本、1本潜るごとに一度ビーチへ戻るスタイルです。

どんよりした空模様ですが、海は透き通っていて美しいのです。

2本目、Koh Usen

センヒメウミウシ

センヒメウミウシ(Aegires villosus)。

白い体に赤紫と橙のまだら模様が走る棒状の突起を持つウミウシ。背景には枝状のヒドロ虫の仲間がぼやけて写る。
センヒメウミウシ(Aegires villosus)。2本目、Koh Usenでの1枚です。

多分、初めてお会いした子です。

オキナワチュラミノウミウシ

オキナワチュラミノウミウシ(Unidentia aliciae)。この子、学名はタオ島でのウミウシ調査を通じてタイから新種記載されたものなのですが、和名は「オキナワ」。学名の由来と和名の由来がまったく別の文脈でついているという、ちょっと複雑な気持ちになる一枚です。

オレンジと紫のグラデーションが美しい細長い突起を全身にまとったウミウシ。中央に一本の紫色の線が走っている。
オキナワチュラミノウミウシ(Unidentia aliciae)。鮮やかなオレンジと紫のコントラストが目を引く一枚です。実はタイのタオ島由来の海牛です

イガグリウミウシ

イガグリウミウシ(Cadlinella ornatissima)。名前の由来どおり、栗のイガのような突起が特徴的です。ただ、色がイガグリっぽくなく、アメリカのお菓子のように思えてしまいます。

赤みがかったコケムシの上にいる黄色いウミウシ。周縁には先端がピンク色の白い突起がびっしりと並んでいる。
イガグリウミウシ(Cadlinella ornatissima)。名前の由来どおり、栗のイガのような突起が特徴的です。欧米のお菓子みたい・・。

シロタエミノウミウシ属の一種44

シロタエミノウミウシ属の一種44(Tenellia sp.44)。まだ標準和名がついていない種ですが、リペ島ではよく出会える子です。

緑がかった宿主の上に乗る小さなウミウシ。先端が紫色に染まった背側突起が房状に立ち並んでいる。
シロタエミノウミウシ属の一種44(Tenellia sp.44)。まだ標準和名がついていない種ですが、リペ島ではよく出会える子です。

Red-lined pygmygoby

Red-lined pygmygoby(Trimma striatum)。サンゴの丸い模様と、魚のストライプ模様の対比がきれいだなと思った一枚です。

茶色いウニのような質感の物体の下から顔を出す赤い魚。頭部には青紫の縞模様、大きな黒い目が特徴的。
Red-lined pygmygoby(Trimma striatum)。サンゴの丸い模様と、魚のストライプ模様の対比がきれいだなと思った一枚です。

クジャクスズメダイ

クジャクスズメダイ(Pomacentrus pavo)。アンダマン海側ではどこでも普通に見られる魚ですが、タイ湾側では見たことがありません。ごくごく普通の魚なのですが、光の加減で色が変わるので、いつもカメラを向けてしまいます。

茶色いサンゴの上を泳ぐ、体表に金緑色の光沢がある小さな魚。鰭の縁は青紫に縁取られている。背景には黄色い魚がぼやけて写る。
茶色いサンゴの上を泳ぐ、体表に金緑色の光沢がある小さな魚。鰭の縁は青紫に縁取られている。背景には黄色い魚がぼやけて写る。

黄色い魚たちが群れるサンゴ礁。こんな風景も、リペ島らしいなと思います。

枝状のサンゴの周りに群れる、鮮やかな黄色い小魚たち。中央には縞模様の魚も一匹混じっている。
黄色い魚たちが群れるサンゴ礁。こんな風景も、リペ島らしいなと思います。

ビーチに上陸。雨季らしい、どんよりとした空模様でした。しかし海中の透明度はよく、しっかり楽しめました。

曇り空の下、遠くで雨が降る海に浮かぶ複数の木造ロングテールボート。手前は白い砂浜。
ビーチに上陸。雨季らしい、どんよりとした空模様でした。

夜はチムチュムで完食

リペ島はシーズンオフで観光客が少なく、レストランの7割ほどが閉まっていました。その中で元気に営業していたのが、イサーン料理店。チムチュムを注文するとき「量は多くない?一人で食べ切れる?」と確認したのですが、出てきたのは3人前ぐらいのヘビーな量。もちろん完食しました。

土鍋で炊かれた青菜のスープと、生卵をのせたピリ辛の生肉のタルタルのような料理、春雨や野菜の盛り合わせ、グラスビールがテーブルに並ぶ。
この日の夕食は、チムチュム。

リペ島は、バンコクからは遠い場所です。それでもアクセスが良いので、到着日の午後からダイビングができてしまいます(これはダイブショップによっても違います)。午後からの2本でも、さすがジョーさん、バシバシと小さな生物を見つけていってくれました。リペ島の綺麗なサンゴや魚は、どこを切り取っても絵になるので、撮影の満足感がとても高い場所だなと改めて感じました。

夜にお世話になったイサーン料理屋さんは、下のリンクからどうぞ。

リペ島のダイビング、まだまだ続きます。次回以降もぜひブログをのぞきに来てください。

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