8月にはいりました。
特になにも変わりません。
前日の土曜日に引き続き、サメサン沖のダイビング。
朝から、ちょっと晴れています。
この日の船も前日同様、The Shark。
サメサンのダイビング船では一番好き。
出港!
いい天気です。
この日もDrink Master Diving Teamで潜ります。
Wong Duang <Dive#768>
この日の1本目はWong Duangです。
久しぶりです。
ここは、深さによって、海底の地質に変化があるところです。
いろんなハゼがいたところ。
今回は、ハゼとの出会いを期待して、エントリー。
ニュウドウダテハゼ Giant Shrimp Goby
英語のコモンネームの方が、わかりやすい。
サメサン沖では、かなり普通に見られます。
この界隈のエビと共生しているハゼのなかで、一番大きな子。
あまりに普通にいるので、まったく魅力を感じていませんでした。
全長20cmぐらいの子もいて、大きすぎてキモチワルイと思ったことすらありました。
でも、よく観察してみると、ヒレを広げるとなかなか綺麗な模様をしています。
ごめんなさい。ぱっと見で決めていました。
よくみると綺麗な紫のバンドや黄色の星がはいった綺麗な子です。
じっくりと撮影して、綺麗な姿を拝ませていただきました。
イエロー・ウォッチマンの燻んだ色バージョン
ニュウドウタテハゼ撮影中に、ちょっと離れたところで、普段見ない子がホバリングしてるのが、目につきました。
ゆっくりと近づいてみるとこの子でした。
サメサン・パタヤ沖で見たことはありません。
ビッグブルーのタケシさんにきいたら、アンダマン海側の河の河口で撮影したことがあると。
サメサン沖にも、普通にいるのかな?
燻んでない、黄色の子もいるかもしれません。
次回も探してみます。
フタホシタカノハハゼ
このハゼは、そこまで珍しくはありません。
サメサン沖で頻繁にみるのは、白黒の個体。
この界隈では黄色の方が数は少ないと思います。
同じ黄色のギンガハゼと間違われることがあります。
サメサン沖ではフタホシタカノハハゼのほうが多いです。
ヒレの形と顔 黒い点で違いは、はっきりとわかると思います。
サメサンエリアの共生ハゼ。
どの種類のハゼにも共通しているのは、警戒心がとても強いです。
ハゼをみつけても、しばらくは近づかずその場にとどまって、ハゼが僕の姿になれてから、ゆーっくりと近づいていきます。
この辺の駆け引きが好きです。
レンズを通しながらハゼと会話している気がします。
おじさんは、怖い人じゃないよ!怖がらないでいいんだよ!ちょっとだけ写真撮れせておくれ・・
ヒレを思いっきり拡げてごらん!
変態オヤジ丸出しです。陸上でやったら捕まります。
タツノオトシゴ
何もない砂地で反省しているようなお魚がいました。
タツノオトシゴです。
尻尾を絡める、珊瑚や岩がないところで、ジーっとしていました。
逆光に光をあてて、撮影すると、なんか落ち込んでいるみたいでした。
ゴルゴニアン・シュリンプ
ムチカラマツにくっついている、奇妙な形のエビです。
赤っぽい子もいれば、黄色の子もいます。
サメサン沖は写真のような黒か青と白の縞々、もしくは赤っぽいのが多いとおもいます。
次回は正面から撮影したい!
モヨウフグ
エグジットの時間が近づいてきました。
浅場の岩場であそんでいると、Nさん(旧ニックネーム:バディ1さん)が、なんか凄いアピールをしています。
すぐにわかりました。
全長70センチぐらいはある、かなり大きなフグです。
小判鮫を2匹がくっついています。
本人は「邪魔だよ〜」とでも言いたそうでした。
これだけ大きくなると、ダイバーを怖がったりしません。
この界隈では、敵がいないのかな?
近づいての撮影も簡単でした。
感想
久しぶりに、砂地の共生ハゼ。
撮影までのアプローチ含めて楽しいですね。
水中マクロ。
サメサンはウミウシ好きのメッカであります。
一方、同じ水中マクロでもハゼを撮影する人は、サメサンでは、ほとんど会った事ないです。
ウミウシがTGとライト一個でも撮影できます。
ハゼになるとストロボやマクロレンズが重要になり、機材的なハードルもあるし、ハゼとの距離を縮めるのに時間がかかる、ということも関係してるかな?失敗も多いし。
シャム湾最大のダイビングスポットのタオ島では、ハゼ達は「主な登場人物」に入っていると思います。サメサン沖では・・・たとえ同じハゼでも「通りかかりの通行人役」的な存在。
タオ島で、マクロ好きに人気があるオレンジ・リーフゴビー。
サメサン沖には佃煮にできるぐらい、いっぱいいますが、誰にも相手にされていない・・・
サメサン沖のハゼたちは、まだ誰も魅力に気が付いていない、目立たない女の子のような存在なのです。
マクロ好きのオッサン、もとい、日本人の大先輩はハゼ好きですが・・・・
その魅力に気が付いている人は、まだ少ない。
ライバルは少ない。
情報もすくない・・・
がんばろう。
今日は、この日の1本目のお話でおしまいです。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
次は、2本目のハーディープについてのご報告予定です。
写真を見てくれたり、興味を持ってくれたら嬉しいです。
ではでは。
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