6月の日曜日。
土曜日に引き続き、チョンブリー県のサメサン沖でダイビング。
この日はバディ1さんも参加で合計4名で潜ります。
今回の船も前日に引き続きThe Shark
サメサンには桟橋が何本もあります。
SharkとWarasinの船は自社の桟橋をもっています。
そして、桟橋にあるカフェで朝ごはん。
クロワッサンは店内で焼いている本格的なものでした。
このカフェ、下にトイレとシャワールームがあります。
これが結構便利なのです。
さてさて、この日の潜水艦です。
この日もソニーのコンデジRX100VIIで撮影です。
1本目:沈没船ハーディープの向こう側
われらがリーダーのジ君から、
「今日の潮なら1本目の沈没船は沈没船の向こう側にひろがるソフトコーラルを見に行こう!」という提案。
もちろん「行く!」
そんなエリアがあったのね。でも、サメサンはサメサン。
過度な期待は禁物です。
流れの強さ、向きが合わないと、いけない「向こう側」
潜航ロープを伝って、潜っていき、沈没船のマストまでたどり着きます。
水深23mぐらいの水底を移動して、沈船の「向こう側」にでます。
この透明度はここでは、普通です。けっして悪くはないです。
そして、沈船からちょっと離れると・・・
えー!
一面のソフトコーラル。
平面なところで、コーラルに高さがないのですが、これだけ密集していると見応えがあります。
沈没船で何本も潜っていますが、こんな景色は初めてです。
かなり広いエリア。
濁が少なく、もっと明るかったら、リペにも負けない風景です!
というのは、チョンブリーダイバーの冗談です。
お花の中に、エビやカニがいたら!とマクロ目線で探そう!
とおもいましたが、今回は広く流す程度に。
NDLもあり、そこまでガッツリと探すには今回は時間がありません。
あんまり見たことがない珊瑚。
なんだろこれ?
ここから、深度をあげて船の上の17mぐらいのところで遊びます。
前日と同じ、ウミウシを撮影。
梅の枝のような虫(珊瑚?水草?)に埃がいっぱいなのが勿体無い。
パタパタと叩いて、落とせば綺麗だったかも。
セスジミノウミウシも元気でした。
2本目:閉鎖されていた湾、アオカイが再開。かわいい羊がいっぱい!
オープンウォーターの講習で人気の湾になっているアオカイ。
1ヶ月ぐらいの間、海軍により閉鎖されていました。
投錨禁止のところに、投錨した船がいたらしく、珊瑚にダメージが出たのが、湾閉鎖の理由のようです。
今週から再開。
エントリーしたのが、水深12m程度のところ。
砂地に見覚えのある、手のひらぐらいの緑の海藻が生えていました。
これは期待できます!
じっと海藻の表面をみると、可愛い子達がいます!
全長2ミリぐらいのホホベニモウミウシちゃん。
タイ語のニックネームは「羊ウミウシ」
かわいい・・・
しかも、至る所に。
撮影しやすいように、少しでも大きな子をさがしていました。
すると・・・
トオアカクマノミのお家へ。
トオアカさんはさておいて、エビさんを探します。
青いハサミが綺麗なイソギンチャクエビがいました。
彼らが動くと、イソギンチャクの触手が縮む。
その様子がおもしろい。
1ヶ月、休ませた結果なのか?
そのほかの要因なのか?
羊さんが住む海藻が増えていたのは嬉しいニュースです。
多分、今週も見れるとおもう。
3本目はマクロの宝庫、ロンナン島でオレンジのハゼ
最近、一番ホットなダイブサイト。
マクロ岩が2箇所。
今回、バディ1さんから「マクロ岩1まで自力で行ってみたい!」という、リクエストがでました。
じゃ、バディ1さんが水先案内人!僕らはみんなで後ろをついて行くね!
トト君が、目印、方位、水深を今一度レクチャーして、いざエントリー!
結果・・・・
水深20m(行き過ぎ!)でバディ1さん、両手で大きな✖️を。
水先案内人交代!
また来週がんばろうね!
こういうダイビング、面白い。
くりかえしたらナビゲーションのスキルもついてくると思う。
自分の行きたいところに、自分で行けるようになる!ってバディ1さんの意気込みが嬉しかった。
こういう練習すると、ダイブサイトへの理解も深まるし、そこから新しい楽しみもでてきます。
本題です。
今回、僕はソロでオレンジリーフゴビーに突き刺さります。
今回はコンデジ!RX100VIIのズーム端の200mmにSMC-1をつけて、どこまで撮れるか?
オレンジさんには、心で話しかけていました。
怖くないよ!
逃げなくてもいいんだよー!
少しずつ距離を詰めていきます。
35ミリ換算で200mmにSMC-1。
ズームが200mmあっても、いままでは、ズーム端で使うことはなく、120mmぐらいまでの常識的なマクロの画角しか使っていませんでした。
今回は200mm
全長1センチぐらいの子が、トリミングなしでこんな感じに写ります。
被写体深度はめちゃくちゃ浅いです。
ピント合わせ、といかフレームに入れるのすら難しいです。
ちょっと引いてみました。
ウオノエがいますので、その目を狙います。
ウオノエの目を捉えましたが、ハゼの目は溶け始めています。
次は、ハゼの目のドームにピントをあわせます。
数打ちゃ、どれか当たる!
数打ちながら、少しずつピントのコツを掴んでいきます。
そろそろボートに戻ろう・・・
戻る前に浅場でクリアクリーナーシュリンプ。これも同じ設定です。
ひさしぶりにオビイシヨウジ。
最後の最後はブチのかわいいお尻。
ブチはクローズアップレンズを外しております。
感想!
初めてのソフトコーラルの花園。
今後の沈没船ダイビングに新しい選択肢が加わりました。
そして、羊ちゃん。そこまで深くないところでいっぱい見れました。
今週末はフルサイズにマクロレンズを持って行くので、また会いたいな。
アオカイが1ヶ月閉鎖されて、元気を取り戻したからか?それともただ単にそういう条件が揃っただけなのか?
僕にはわかりようもありませんが、羊がいっぱいいたら、マクロダイバーは楽しさマックスです。
コンデジでの撮影。
フルサイズミラーレスで高解像度のファインダーがついたα7RIVと90ミリマクロの方が、断然使いやすいです。
まあ、当たり前ですが。
でも、コンデジでも頑張ればなんとかる!
と、へんな自信がついただけでも良いのです。
SMC-1と200mmズーム。
初めは難しすぎ!と思ったけど使い込んでみて、やっとわかってきた気がします。
今回、デジカメと呼吸があった気がしました。
充実感に溢れた一時でした。
ピント合わせが激ムズなので、対象を選びます。
当たった時はコンデジとは思えない絵だと思います。
バディ1さん。
自分でマクロ岩までナビしてみる!ってリクエスト。
それに答えてくれるチーム。
楽しかったし、嬉しかった。
自分はこれをやってみよう!みたいな事、ちょっとした事かもしれないけどね。
楽しむには大事な事だと思う。
サメサンでのダイビング。
「とりあえず周遊ダイビング」が多いと思います。
と言いますか、ほぼ周遊だけ。
そういうのが好きという方も多いと思う。
ダイビングの楽しみかたは色々だと思う。
テーマをや目標持ったダイビングも楽しいです。
同じポイントで何度も潜っていると、そういう潜り方が楽しくなります。
今週末はバディ2さんも帰ってくるし、マクロの大先輩も一緒。
楽しみです。
コメント